カーボカウントな日々

血糖値を上げるのは炭水化物(カーボ)です。炭水化物さえ摂らなければ血糖値はほとんど上がりません。 今、世界の糖尿病治療は、食事の炭水化物をコントロールするカーボカウンティングが主流となっています。

ドキドキ体質と血糖値

2009 - 07/30 [Thu] - 14:19

私は昔から頻脈気味でした。血圧を測ると脈拍も一緒に表示されるのですが、たいてい80とか90とか。病院だと検査室まで歩くので、100を超えてることもよくあります。

哺乳動物の脈拍は体重と反比例しているそうです。小さなネズミは脈が速く、大きなゾウは脈が遅い。面白いことにどんな動物も一生の間に打つ脈の数は決まっていて、だいたい20万回くらいで寿命が尽きるようです。

平均脈拍数が毎分80回とすると、寿命は50年ちょっと。私の場合平均はもっと早そうなので、今の命は神様がくれたオマケみたいなものかもしれません。

いつどんなときに脈は早くなるのか、傾向と対策を探ろうと、心拍モニターなるものをアメリカのネットオークションで購入しました。はやりこの手のものはアメリカの方がはるかに安いです。

心拍センサーをゴムベルトで胸に巻き、そこから送られてくる電波を腕時計でキャッチして、心拍数をモニターするのですが、数日前の昼間、7時間ほど心拍数を記録してみました。特に運動はしていないのに、その結果はかなりショッキングなものでした。

最低心拍数は78、最高が164、平均は107でした。その7時間で消費したカロリー数はなんと2597kcal。年齢、体重、性別、心拍数から計算した推測値なので実際にそれほど消費してるとは思いませんが、それにしてもものすごいカロリー消費です。これじゃいくら食べても太れないわけだ。

夜、ウォーキングでも測ってみましたが、速歩のときで毎分130台、ジョギングだと160台にまで上がります。160台といえば私の最高心拍数(220-年齢)です。となると、長いことジョギングするのはちょっと危険かもしれません。

一番低いのは起床時のベッドの中で、だいたい60前後です。このレベルを維持できれば、寿命もだいぶ延びるのかなという気もしますが、頭と体の活動が始まると、すぐに80台に上がります。

心拍数をコントロールしているのは自律神経です。交感神経が優位になると脈は早くなり、副交感神経が優位になると脈は遅くなります。

交感神経が優位ってことは、緊張状態にあるわけで、怒りとか恐怖とか不安とかそんな感情があると誰だって心臓はドキドキします。森の中で熊に出会って「戦うか逃げるか(Fight or Flight) 」という判断に迫られたときが、まさに交感神経フル作動状態。血糖値も一気に上昇します。

逆に、副交感神経が働くときはリラックスしたときです。心穏やかにゆったりとした気持ちでいれば、自ずと脈もゆっくりになるわけです。

私は昔から「のんびりする」とか「ぼーっとする」っていうのができません。リゾートホテルのプライベートビーチで、日がな一日波の音を聴いているなんて、苦痛以外の何物でもありません。いつだって心はあくせくと走り回っていないと落ち着かないのです。

交感神経優位の状態ではアドレナリンやグルカゴンの分泌が促進されます。当然、血糖値は上がりますよね。

一方、副交感神経は消化管機能を亢進させ、代謝においては同化傾向に働くようです。肝臓ではグリコーゲンの合成が促進され、膵臓からはインスリンの分泌が促されます。当然、血糖はさっさと片付きます。

私が糖尿病になったのも、もしかしたらこのドキドキ体質にあるのかもしれません。これからはもうちょっと、のんびりと構えて生きればいいのでしょうが、今さらそれは無理でしょうね。

血糖の上限値

2009 - 07/06 [Mon] - 14:59

ある方から非公開のコメントで興味深い情報をいただきました。白米を食べた場合、糖質量が50gでも90gでも110gでも血糖値はそれほど変わらないというものです。

これに関しては、私も同じようなことを感じています。私の場合、何をどんなに食べても血糖値の上限は、200台の前半かなという感じなのです。

この半年ぐらいの間で、一番血糖値が上がったのは、ご飯300gの大盛りカレーを食べた時の218mg/dlです。ご飯だけでも糖質は軽く100gを超えています。それにカレーのジャガイモ、ニンジン、タマネギ、ルーのとろみを加えたら、軽く150gはいっていたはずです。

この半年間、それ以外にも200を超えたことは4回ほどありました。内容は、ブドウ糖、食パン、焼きそば、雑煮です。糖質量はいずれも55g~70g程度でした。

つまり、私の場合、1回の食事の糖質量が60g程度になると血糖値が200を超える可能性がありますが、それ以上食べても、200台前半の上限を超えることはない、ということのようです。

血糖の上限値について書かれた物がどこかにあったはずと探してみたら、ここでした。
http://www.dm-net.co.jp/gotoh/2003/05/05.html
以前、日本糖尿病協会会長をなさっていた後藤先生の研究です。この後藤先生、最近ではカーボカウントを食事療法に取り入れるべきと主張するなど、私としては非常に尊敬する糖尿病研究者のひとりであります。

ここにあった空腹時血糖値と血糖上限値の相関図をグラフにすると、赤い線のようなな感じになります。
空腹時血糖値と上限血糖値の関係

空腹時血糖値をx、血糖上限値をyとすすれば、グラフは「y=1.83x」の一次関数で表すことが出来ます。つまり、「空腹時血糖値に1.83を掛けると、その人の血糖上限値になる」ということです。

ちなみに、空腹時血糖値が120の人の上限は約220ぐらいです。これは今の私です。2年半前、糖尿病が発覚したときは、空腹時血糖値が250ありました。ということは、食後は450を超えていた可能性があります。知らなかったとは言え、恐ろしいことです。

うどんで低血糖?

2009 - 06/20 [Sat] - 13:12

月刊糖尿病ライフ「さかえ」7月号。特集1の『なかなかできないEDの話』は読み飛ばすとして、特集2の『大人になって発症した1型糖尿病を考える』に興味深い一文がありました。

食事療法で大人の1型糖尿が2型糖尿病と最も異なる点は、主食の成分が血糖値の上昇に直結するということです。具体的にいいますと、米食にくらべてパン食は血糖値の上昇がおきやすく、逆に麺類は血糖値が低くなりがちで、時には低血糖になる場合があります。



うどんを食べると、時に低血糖???

同時に、インスリンポンプで療養中の1型糖尿病患者の、主食の種類別に見た血糖値の推移のグラフが載っていました。(話を見えやすくするために全粥のデータは削除しました)

さかえのグラフ

このグラフの形、どこかで見たことがあると思ったら、先日、私がやった実験結果とまったく同じです。

suii090621.jpg

うどんは血糖値が上がりにくい。原因はよく分かりませんが、事実であることは間違いないようです。

平均血糖値とヘモグロビンA1c

2009 - 06/14 [Sun] - 23:05

普段測る血糖値はそれほど高くないのに、ヘモグロビンA1cはなかなか下がらないという悩みを聴くことは良くあります。

たとえば、空腹時血糖値はたいてい2桁、食後のピークもほとんど140を超えないのに、ヘモグロビンA1cはどうしても6%を切れないというのです。血糖値だけをみればまったく何の問題も無いので、私なんかは気にすることはないと思うのですが、本人にとってみればいろいろ不安に思ってしますのでしょう。

もしかして、寝てる間にものすごい高血糖になってるんじゃないかと、血糖値の割にたんぱく質が糖化されやすいって事は、合併症にもなりやすいんじゃないかとか。

そもそも、ヘモグロビンA1cが過去2ヶ月ほどの血糖値の平均を表すとは言っても、2ヶ月間にわたって本当の意味での平均血糖値を調べた人などまずいないはずです。私は以前、起きてから寝るまでの血糖値を1時間おきに測り続けたことがありましたが…。

平均血糖値とヘモグロビンA1cの関連を調べたデータがとこかにないかと探したら、去年の8月「Diabetes Care」に面白い研究結果がありました。

研究調査の対象となったのは、1型患者268人、2型患者159人、健常者80人の合計507人。国は10カ国に及びます。

被験者まず、5分おきに1日288回の血糖測定を2日間にわたって行います。それを1ヶ月ごとに3ヶ月間続けます。さらに、1日7回の指先からの血糖測定を、週に最低3日行います。

3ヵ月後、各自のヘモグロビンA1cを測定し、それまでの血糖値の平均と比べるというものです。

その結果をグラフに落とし込んだのが、下の図です。ぱっと見、確かに平均血糖値とヘモグロビンA1cは綺麗な相関関係を描いています。

HbA1cと平均血糖値

しかし、図を良く見ると、たとえばA1cの基準値といわれる5.8%辺りでも、下は90mg/dlから上は160mg/dlぐらいまで、けっこうばらつきがあることが分かります。

血糖値の平均が90といえば、空腹時は80程度、食後でも瞬間的に140超えるかどうかって感じじゃないでしょうか。一方、平均160mg/dlというと、空腹時120以上、食後は常に200超って感じだと思います。そんな二人が同じ5・8%っていいうのも、ちょっと不公平ですね。

知りたいのは、平均が90だろうと160だろうと、合併症のリスクの指標となるのは、あくまでもヘモグロビンの糖化率(=HbA1c)なのか、それとも実際の平均血糖値なのかという点ですが、それはまだ結論が出ていないのでしょう。

私としては、実際の血糖値の方が重要だし、単に平均ではなくその推移の仕方のほうがさらに重要だという気はしますが。

因みにこの実験から導き出された数式は「平均血糖値=28.7 × A1C − 46.7」ということらしいです。

実際の計算はこんな感じです。

HbA1c平均血糖値
5%97
6%126
7%154
8%183
9%212
10%240
11%269
12%298


http://care.diabetesjournals.org/content/31/8/1473.abstract

毒を食らわば皿まで

2009 - 05/22 [Fri] - 23:38

同じカーボ量なら、砂糖より食パンの方が血糖値への影響は大きいと言うのは、先日の実験で解明されました。唯一つ残ったご飯がどうなのか、どうしても知りたくて、これも実験敢行です。

ご飯150g、カーボ量にして56gをお茶漬けで食べました。永谷園の鮭茶漬けには、カーボ量が1.7gありましたが、その辺は誤差の範囲内ということで無視です。

お茶漬け

血糖値の推移がこれ。

suii9522.jpg

砂糖水と比べるとピークは低いですが、やはり下がり方はにぶいです。


*     *     *


これまで実験した、砂糖、パン、米飯(お茶漬け)、麺(素うどん)の血糖値推移をグラフにすると、こんな感じになりました。

grp9522a.gif

GI値算出の基準となる曲線下面積でランキングをつけると、

食パン>お茶漬け>砂糖水>素うどん

という結果になりました。なんと、一般に言われているGIとまったく一致しています。


*     *     *


ここでちょっとした情報操作というか、私の仮説をより強力に補強するために、あえて1時間後と2時間後の血糖値だけをグラフにしてみました。

grp9522b.gif

曲線下面積のランキングは変わらないものの、それぞれの食材の血糖値への影響がよりはっきりしてきます。

とうことで、血糖値への影響と言う意味では、先日のこの写真もまさに真実だったわけです。

rice_truth.jpg

砂糖vs食パン

2009 - 05/15 [Fri] - 18:47

先日行った、砂糖と素うどんとの負荷対決では、明らかに砂糖の方が血糖への影響大でした。もしかしたら、あの素うどんの結果が特異だったのかも知れないと、後日、もう一度素うどんで実験したのですが、ほぼ同じような血糖推移をたどりました。

少なくとも私の場合は、シコシコの讃岐うどんでカーボ56gを摂る分には、それほど心配することはないということのようです。

そもそも、スパゲティや中華麺、日本そばなどは意外とGI値が低いことが知られています。麺類は噛まずに飲み込むことが多いので、消化に意外と時間がかかるのかもしれません。あるいは、小麦粉をこねて延ばしてを繰り返すうちに、グルテンが独特の結合を起こし、それが糖の消化吸収を阻害するのかもしれません。

一方、同じ小麦粉製品でも、パンはブドウ糖と同程度の高いGI値を示すことが知られています。ということで、今度は食パンと砂糖との比較をしてみました。

実験のサンプルはスーパーで普通に売ってる食パン。100g当たりのカーボ量が48.5gということなので、115g食べました。これで、前回の砂糖水と同じ、カーボ量56gです。条件を揃えるために、なにも付けずに水だけで胃に流し込みました。すべて、食べ終わるのにかかった時間は10分です。

食パン115g

で、血糖値の推移はこうなりました。

血糖値推移

讃岐うどんのときとは明らかに違う動きです。砂糖水と比べて、ピークは遅いものの、いつまでも高血糖が続いています。グラフにするとこうなります。

血糖値推移グラフ

ピークは砂糖水の方が高いものの、グラフの曲線下面積で言えば、食パンのほうが大きいです。GI値の高さで言うとはやり砂糖より食パンの方が上と言っていいと思います。グルコーススパイクということでは砂糖の方が急峻ですが。

このグラフを見る限り、先日のこの写真は、ほぼ真実を語ってると言っていいのではないでしょうか。

食パンの真実





血糖値の理論と実際

2009 - 05/10 [Sun] - 16:27

私は常々このブログで、血糖値を上げるのは炭水化物であると言ってきました。砂糖だろうが、ご飯だろうが、炭水化物は炭水化物。摂取した量に応じて、同じように血糖値を上げると言ってきました。

昨日のエントリー「砂糖に換算すると」も、そういう思いで書いたものです。「素うどん一杯の中には、角砂糖17個分の炭水化物が含まれていますよ」、「素うどん1杯食べると言うことは、角砂糖17個食べるのと同じくらい、血糖値を上げるのですよ」ということが言いたかったわけです。

まあ、理屈はそうであっても、実際に検証してみないことには説得力はないだろうと、二日にわたって人体実験をしてみました。

【1日目】
加ト吉の冷凍讃岐うどんを刻みねぎだけで食べました。
素うどん

パッケージにあった成分表は以下のとおりです。
総カロリー:263kcal
炭水化物:56.1g
タンパク質:7.9g
脂質:0.8g

私は1回の食事のカーボ量を概ね40g以内と決めているので、56gというのはちょっとチャレンジングですが、そう珍しいことでもありません。

血糖値の推移は次のようになりました。

血糖値推移

カーボを56gも摂った割には、ピークも150台ですし、2時間後には2桁になると言う、非常に優秀な結果になりました。まあ、ちょっと反応性低血糖気味かなという推移でもあります。


【2日目】

1個3.3gの角砂糖を17個、お湯に溶かして飲みました。カーボ量はうどんとまったく同じ56.1g。とにかく強烈に甘くて、吐きそうになるのをこらえながら、なんとか全量を飲み干しました。
砂糖56gの水溶液

GI値で判断するかぎり、うどんより砂糖のほうが血糖値は上がりにくいはず…。という思いとは裏腹に、なんだか久しぶりに高血糖な予感。30分で満を持して測った血糖値はめでたく200超でした。

血糖値推移

ピークが高い分、下がるのも早いかと思ったらそんなこともなく、2時間経っても食前値を下回ることはありませんでした。

グラフにすると両者の違いは一目瞭然です。
血糖値推移グラフ

当初の予想を裏切る結果となりましたが、原因はいろいろ考えられると思います。

まず、今回食べたのは冷凍の讃岐うどんでしたが、非常に固くてコシもありました。パスタや中華麺のGI値は50前後とされていますが、コシのある讃岐うどんも同程度のGI値なのかもしれません。

また、讃岐うどんの場合は10分ほどかけて食べましたが、砂糖水はもっと短時間で飲み干しています。戦法において兵力の逐次投入は愚の骨頂とされますが、砂糖水の場合、兵力を集中投下したことで、体へのダメージはより強力になったものと思われます。

とりあえず、今回の実験で明らかになったのは、同じカーボ量でも、どういう方法で投入するかによって、血糖値への影響は大きく違ってくるということです。まあ、それがGI(グリセミックインデックス)とかGL(グリセミックロード)という考え方なんですが。

大事なのは、いかに消化に時間がかかるようにしてやるかと言うことです。まずは、良く噛んでゆっくり食べること。咀嚼にはインスリンの分泌を促す作用があるという研究結果もあるくらいですから。

そして、炭水化物単体ではなく、タンパク質や脂質を同時に取ることで胃や十二指腸での滞在時間を延ばしてやることです。今回の場合、うどんには約8gのタンパク質が含まれていました。

逆に言うと、コーラやファンタなどの糖の水溶液は、そうとう膵臓にダメージを与えているだろうことは想像に難くありません。たとえば、500mlのコーラには、今回の実験とまったく同じ、56gの糖分が含まれています。昔はそんなのも、1日2本も3本も飲んだような気がします。

いずれにしても、理屈通りに体は反応しないということですね。そして、血糖自己測定だけが真実を教えてくれると言うことです。

砂糖に換算すると

2009 - 05/08 [Fri] - 20:46

最近、けっこう話題になってるサイトがこれ。1日に10万件のアクセスがあったとか。

http://www.sugarstacks.com/
コーラと砂糖

ふだん何気なく口にしている食べ物に、どの程度の砂糖が含まれているかを視覚的に訴えようってことらしいけど、併設されたブログをみると、どうもあちこちから非難やら間違いの指摘をかなり受けているらしいです。

サイトの管理者によると、彼らは製品のパッケージやメーカーのホームページから成分表を調べ、そこに書かれた「砂糖」「コーンシロップ(ブドウ糖果糖液糖)」「果糖」「蜂蜜」などの成分を砂糖に換算して表示したとしています。つまり、舌に甘いと感じる単糖類、二糖類あたりのみを砂糖として表示しているのです。

オレオ成分表たとえば、彼らは『オレオ』というクッキーの一食分(34g)の砂糖を14gとしています。しかし成分表を見ると、『オレオ』にはトータルで25gの炭水化物が含まれてることになっています。つまり、14gの砂糖のほかに、食物繊維1gを除いた、小麦粉由来のデンプンが10g含まれているのです。

ところがこのデンプン、体の中でどんどん分解され、最終的にはブドウ糖として小腸から吸収されるので、体にとっては糖分となんら変わりないのです。いや、それどころか、砂糖はブドウ糖と果糖が半々、一方、デンプンはほとんどがブドウ糖になりますから、血糖値への影響という意味では、デンプンのほうが大きいのです。実際、食品の血糖値への影響を示すGI(グリセミックインデックス)でも、白パンは100、砂糖は60ということになっています。

アメリカ糖尿病協会によるカーボカウントの指導でも、砂糖はデンプンなど他の炭水化物と区別していません。砂糖で摂ろうが、パンで摂ろうが、玄米で摂ろうが、炭水化物は炭水化物。摂取量に応じて血糖値は上がるという考え方です。

ということで、「Sugar Stacks」のパクリですが、ふだん私達が食べているものには、砂糖換算でどの程度の炭水化物が含まれているかを写真にしてみました。(角砂糖1個は砂糖3.3gです)

■食パン(6枚切り)/炭水化物:30.7g
食パン6枚切り


■白米飯(150g)/炭水化物:55.6g
白米飯150g


■素うどん(1食)/炭水化物:56.1g
素うどん


とりあえず、今日は素うどんの血糖推移を計測したので、日を改めて角砂糖17個の血糖値推移を調べてみたいと思います。結果はまたいずれ。

そうそう、杉本先生からの宿題もこの機会にやっちゃいます。

(注:比較はあくまで食物繊維を含んだ炭水化物量です。比較した両者がまったく同じように血糖値を上げるとは限りません)

食後高血糖と糖尿病

2009 - 05/02 [Sat] - 12:25

ここしばらくの間、糖尿病の最新情報ともご無沙汰状態が続いていましたが、久しぶりにADAを始めとする糖尿病関連サイトを覗いてみました。

たとえば、「運動する糖尿病患者ほど長生き」だとか、「笑いは心臓病のリスクを減らす」だとか、「アクトスは心臓ばかりか目にもよくない」とか、いろいろ興味深い記事はあったのですが、ひとつ気になったのは『糖尿病ネットワーク』にあった「食後高血糖は早期治療でα-グルコシダーゼ阻害薬が有効」という記事です。

ご存知のようにα-グルコシダーゼ阻害薬というのは「ベイスン」や「グルコバイ」として知られる糖尿病薬のひとつで、炭水化物の分解を阻害して、小腸での吸収を遅らせたり、一部は吸収されないまま大腸にまで追いやってしまう薬です。

本来は糖尿病患者の食後高血糖を抑える薬なのですが、もしかしたら糖尿病の発症そのものを抑える効果があるかもしれないということで、試験が行われました。

耐糖能異常があり、高血圧、高脂血症、肥満、糖尿病家族歴がある、いわば糖尿病予備軍を2つのグループに分け、片やα-グルコシダーゼ阻害薬を、片やプラセボ薬を投与し、48週間(約11ヶ月)にわたって様子を見たということです。

その結果、48週間の間に糖尿病に移行した人の数は、α-グルコシダーゼ阻害薬群で40%も低かったのだとか。食後高血糖の抑制は、糖尿病の発症をも抑制するということが、この実験から明らかになったわけです。

しかし、食後高血糖を抑える一番の方法は、炭水化物の量自体を抑えることです。100食べた炭水化物を、薬の力で80しか食べなかったことにするのなら、最初から80しか食べなければいいだけの話です。

私としては、α-グルコシダーゼ阻害薬を投与する群に加えて、カロリー比40%ほどの低炭水化物食群と、食後、積極的に運動をする群もぜひ加えて欲しかったと思います。

いずれにしても、食後高血糖を抑えることが糖尿病の発症を抑制する効果があるのだとしたら、低炭水化物食や食後の有酸素運動も、間違いなく糖尿病の発症を抑制するはずです。

不思議なのはなぜそれを薬だけに頼ろうとするかです。もしかして、薬じゃない方法で病気を防がれては困る事情でもあるのでしょうか?

オバマ大統領と糖尿病

2009 - 03/11 [Wed] - 18:13

ここ数日のニュースによると、アメリカのオバマ米大統領はヒト胚性幹細胞(ES細胞)研究助成解禁の大統領令に署名したそうです。

ES細胞とは、人のどんな細胞にもなりうる細胞のことで、通常、受精卵から得られます。この研究開発が生命の倫理に反するということで、共和党のブッシュ大統領は反対してきたのですが、民主党のオバマ大統領は、逆にアメリカの国益に合致すると判断したのでしょう。

ES細胞はどんな細胞にもなりうるのですから、当然、インスリンを分泌する膵臓のβ細胞を作り出すことも可能です。これによって、糖尿病の完治も夢ではなくなるわけですから、私たち糖尿病患者の期待も膨らむばかりです。

マウスレベルの実験では、人の幹細胞を糖尿病のマウスに注入したところ、インスリンの分泌能が回復しただけでなく、障害をきたしていた腎臓の機能も回復したそうです。注入されたのはヒト幹細胞ですが、もちろん分泌されるようになったのはマウスのインスリンです。
http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&task=view&id=537

ただし、このうような方法でβ細胞が回復し、耐糖能もまったく正常になったとしても、昔のような運動不足と過食を繰り返せば、再びβ細胞はダメージを受け、いつか来た糖尿病への道を再び歩むことになるわけです。

たとえ将来的に、糖尿病が完治するようになったとしても、どの道、清く正しい生活は続けなくてはいけないということですね。

糖尿本ランキング

2009 - 02/26 [Thu] - 17:25

サイドメニューにある「おすすめ書籍」のコーナーを、久しぶりに更新しました。

糖尿関連の本は今でも結構読んでるんですが、新しく読んだ中である程度おすすめできるかなという3冊を追加しました。

その中で一番のお勧めは、このブログにコメントを頂いたこともある杉本先生編の「カーボカウンティング実践ガイド」です。これまで、日本で出版されたカーボカウント関連の本は「かんたんカーボカウント」というのがありましたが、やはり糖尿病学会に遠慮してか、カロリーに占める炭水化物のカロリー比はあくまで60%が原則でした。そういう意味では、日本で初めてカーボ比60%の呪縛を解かれたカーボカウント本と言っていいと思います。

今回、本を紹介する上でアマゾンのアフィリエイトからリンクを作成したのですが、その時、面白いものを見つけました。アマゾンでのランキングです。面白いので、糖尿病関連の本の中からベストテンを選んでみました。(糖尿病食のレシピや民間療法的なものは除きました)


 主食を抜けば糖尿病は良くなる! ⇒7,045位


 糖尿病は薬なしで治せる ⇒13,118位


 糖尿病専門医にまかせない ⇒13,259位/47,611位
 

 主食を抜けば糖尿病は良くなる! 実践編 ⇒13,908位


 糖尿病は治せる 低糖質食の威力 ⇒33,037位


 わたしはこうして糖尿病患者を救っている ⇒33,283位


 カーボカウンティング実践ガイド ⇒42,442位


 薬もインスリンもやめられた! 新しい糖尿病治療 ⇒43,186位


 糖尿病は「腹やせ」で治せ ⇒54,912位


 糖尿病の新常識 糖質ゼロの食事術 ⇒58,587位


ベスト10のうち8冊までが、“炭水化物を意識した食事の勧め”に基づくものです。インターネットのマーケット動向は、一般のそれに先行しているとすれば、“カロリーからカーボへ”という流れは、確実に進んでいると言っていいのでしょう。10冊中、糖尿病専門医の執筆が2冊しかない点も、これ流れが従来の常識を覆す、パラダイムシフトであることを物語っています。


以下、20位までの書籍もリストアップしておきます。お勧めは⑬位の「糖尿病患者のためのカーボカウント完全ガイド」と、⑳位の「バーンスタイン医師の糖尿病の解決」です。どちらもちょっと高いですが。

かんたんカーボカウント ⇒66,818位
「脱・糖尿病」の裏ワザ ⇒78,916位
糖尿病患者のためのカーボカウント完全ガイド ⇒81,282位
糖尿病とたたかう ⇒85,924位
糖尿病に薬はいらない!  ⇒105,529位
SMBGのすべて ⇒107,751位
血糖値がみるみる下がる100のコツ ⇒123,745位
糖尿病―自分のために、できること ⇒156,888位
最新 血糖値を下げる知恵とコツ ⇒212,228位
バーンスタイン医師の糖尿病の解決 ⇒254,781位


実は、糖尿病関連の本の中で、こに挙げたどれよりも売れている本があります。

 食品交換表 ⇒1,624位


同じ日本糖尿病学会から、1日も早く「カーボカウント法」という本が出て、「食品交換表」より上位にランクされることを願っています。

健常者の連続血糖モニター

2009 - 02/20 [Fri] - 14:21

健常者の食後血糖値に関して、コメントのやり取りで話題になりました。よく言われるのは、「健常者は何をどれだけ食べても、食後の血糖値が140mg/dlを超えることがない」ということです。逆に言えば、何を食べても食後の血糖値が140mg/dlを超えない人を、健常者と言っていいのかもしれません。

私の妻はヘモグロビンA1cが4.8%で、一応、健常者とされる部類にいます。これまで、炭水化物をたっぷり摂ったような時は、何度か食後の血糖値を測らせてもらってきましたが、140mg/dlを超えたのはたぶん1度だけです。それ以外はたいてい120mg/dlとかそんなもんです。

私が衝撃を受けたのは、「さかえ」に載っていた健常者の24時間血糖モニターのグラフです。140mg/dlどころか、最高でも100mg/dlをやっと越えるかというレベルで推移しているのです。これぞ完璧な耐糖能というのでしょう。

ken.jpg

同時に、食後高血糖を示す例も載っていました。3回の食事のあと、血糖値はきれいに200mg/dlまで上昇しています。空腹時の血糖値は100mg/dl前後なので、おそらく糖尿病という診断は下ってない人だと思いますし、ヘモグロビンA1cもおそらく5%台のはずです。しかし、この状態が何年も続くと、動脈硬化は確実に進みます。

tou.jpg

国際糖尿病連合の新しいガイドラインでも、食後血糖値の重要性が取り上げられ、食後2時間の血糖値を140mg/dlにするという目標値が設定されています。

糖尿病のコントロール示す最も重要な指標は、空腹時血糖値からヘモグロビンA1cに移りました。しかし、空腹時血糖値やヘモグロビンA1cが基準内でも、食後高血糖は普通に起こっていることを考えれば、これからは食後1時間値、2時間時が最も重要視されるようになるのではないでしょうか?

※グラフはいずれも「さかえ」2008年5月号より


グリセミック・インデックスの怪

2009 - 02/17 [Tue] - 01:35

私の楽しみにしているブログのひとつに「どらねこ日誌」があります。管理人はおそらく栄養学を職業にしている方だと思うのですが、私みたいな文系人間には到底およばいな科学的な視点と、文才を持ち合わせた科学者独特のシニカルな筆致が心地よく、私にとっては秘かな憧れでもあります。

そんな「どらねこ日誌」に最近、コショウのグリセミック・インデックスを扱った記事がエントリーされたのですが、私が日ごろ感じていたグリセミック・インデックスの問題点を、実にうまいこと表現してくれていました。

ご存じのとおり、グリセミック・インデックス(以下GI値)とは、ある食品の血糖値の上がりやすさを指数化したものです。

食後の血糖値を上げるのは炭水化物ですが、同じ量の炭水化物でもどんな食品に含まれるのかによって血糖値の上がり方が違います。たとえば、白い食パン100gには約50gの炭水化物が含まれています。また、スパゲティ70gにもやはり約50gの炭水化物が含まれています。

白い食パン100gとスパゲティ70g。どちらも同じ50gの炭水化物を含んでいいるのだから、血糖値の上がり方は同じかというと、そうではありません。パンの方が血糖値が上がりやすいのです。一般的に食パンのGI値は95、スパゲティのGI値は55とされています。

このGI値はどうやって求めたかというと、大勢の被験者を集めて、実際にいろんな食品から50gの炭水化物を食べてもらい、その後の血糖値の推移をグラフ化して、その曲線下面積を比較することで求めているのです。

ところが、ネット上に上がっているいろんなGI値表を見ると、けっこういい加減なものがたくさんあります。

どらねこさんも指摘していたように、コショウのGI値73っていったいどうやって調べたのでしょう。まさか、炭水化物50gを含む、75gものコショウを実際に食べたとはとても思えません。

同じような疑問は他の食品にもあります。ネットには肉やバターのGI値を掲載しているものがかなりありますが、豚肉から50gの炭水化物を摂るためには、約50kgもの肉を食べなければならないことになります。同様に、バターは20kgも食べる必要があります。そんなの不可能ですよね。

たとえばこのサイトみたいに「食品100gあたり」としたGI値リストもけっこう出回っているようですが、それにしたって、豚肉が同量のリンゴより血糖値を上げるとは絶対に思えないし、バターが同量の牛乳より血糖値を上げることはありえません。

さらに、上白糖のGI値を108としているものもかなり多いですが、砂糖はブドウ糖半分、果糖半分から成っており、果糖は肝臓ですぐに中性脂肪に変わってしまうため、血糖値をほとんど上げません。そのため、砂糖のGI値は60前後というのが正しいのです。

私がネットのGI値で信じられると思うのは今のところこのサイトぐらいです。信頼できるかどうかの基準は、肉やバターや卵のGI値が載っていない事、砂糖(しょ糖)のGI値が60前後であることです。

例のサイトから目ぼしいものを引用します。

●糖類

麦芽糖110
ブドウ糖100
蜂蜜90
砂糖59
ジャム55
果糖20

●穀類
食パン95                               
ベークドポテト95      
マッシュポテト90
シリアル(加糖)70
とうもろこし70
米飯(白米)70
パスタ(精白)55
玄米50
シリアル(無糖)50
ライ麦パン40
パスタ(全粒)40

●菓子類
ポップコーン85      
チョコレートバー70
キャンデーバー70
クッキー70
アイスクリーム36
ブラックチョコレート22

●乳製品
ヨーグルト       36      
牛乳34

●野菜・果物
ニンジン

85

ジャガイモ70
バナナ62
サツマイモ48
オレンジ40
フルーツジュース40
リンゴ39
大豆15
緑黄色野菜・キノコ<15



チョコレートと血糖値

2009 - 02/13 [Fri] - 01:33

バレンタインデーが近づいているせいでしょうか、最近、「チョコレート 血糖値」で検索してくる人が増えています。

チョコレートというのは高カロリーのイメージがあるせいか、糖尿病にはかなり良くないお菓子みたいに思われているのかもしれませんが、実際にはそれほど血糖値を上げるとは思えません。

文科省の食品成分データベースによると、チョコレートのカーボ量は100gあたり約55g。普通、チョコレートは1パック50g程度なので、丸ごといっきに食べたところで、ご飯を茶碗に半分くらいのカーボ量です。

しかも、砂糖由来のカーボは白米よりも低GI。さらに、脂肪たっぷりなのでカーボの吸収もじっくり型。そんなこんなで、ブラックチョコのGI値は「22」とビックリするくらい低くなっています。血糖値を上げる力でいでば、たぶん煎餅とかクッキーの方がはるかに強力なはずです。

ということで、ちょっと早目にもらったバレンタインチョコで実験です。

実験材料はGODIVAのチョコレート詰め合わせ。ミルクチョコとホワイトチョコの合計20gです。成分表がなかったので推定カーボ量は11gとしました。

バレンタインチョコ


実験開始は夕食後3時間。ちょっと遅い食後のデザート感覚でいただきました。もちろん、愛情をたっぷり感じながら。(^^)

血糖値推移 

食前128mg/dl
食後30分126mg/dl
食後60分116mg/dl
食後120分113mg/dl

想像通りというか、想像以上にというか、血糖値は上がるどころか下がり続けました。

通常この時間帯は夕食のカーボに反応したインスリンがだらだらと出てる状態なので、デザートをぶち込むには最適なのですが、それにしても拍子抜けするほどの血糖値です。

ということで、チョコレートを上げようかどうか迷っている女性の皆様、(私に限って言えば)この程度の量を、食後のデザートとして食べる分にはまったく問題ないので、どうかご安心ください。(笑)


糖尿病と十二指腸

2009 - 02/05 [Thu] - 18:25

ちょっと前の夕刊フジに面白い記事がありました。

超肥満者に対して行われる胃のバイパス手術で、ほとんどの人の糖尿病が治ってしまうというのです。

世界で年間数万件行われている症例で80%は術後、糖尿病の治療が不要になっているそうです。日本の減量手術の第一人者である笠間和典氏によると、同氏がこの6年間に行ったBMI32以上の糖尿病患者35人に対する胃バイパス手術では、治癒率100%だったとか。

どうやらポイントは食物が十二指腸を通らないことのようです。

同様の記事がないかとネット内を探ったら、You-Tubeにこんな動画がありました。



この番組に登場した8人も、全員が術後、糖尿病は完治したといいます。

執刀医によると、糖尿病が完治した患者を10~15年経過観察をしても、再発したケースは見当たらないとか。まさに完治といっていい状態だと思います。

肥満の解消が糖尿病の改善に役立つことは誰でも知っています。しかし、彼らはみな術後数日で糖尿病が治ってしまうというのです。この時点で、肥満はほとんど解消されていません。

ラットによる実験でも、十二指腸のバイパス手術をすると糖尿病の症状はなくなってしまい、再び十二指腸をつなげるとぶり返すことが確認されています。

十二指腸といえば、ここを糖質の食べ物が通過するとき、インクレチンというホルモンがでて、すい臓がインスリン分泌の準備を始めることが知られています。もしかしたら、その辺の機構がかかわっているのかもしれません。

事実、この手術を行うとインクレチンの一種であるであるGLP-1が増加するそうですが、糖質を感知するセンサーであるはずの十二指腸を取ってしまうわけですから、効果は逆になってしまいそうなものですが、そうではないところが不思議です。

どちらにしても、この十二指腸の不思議を解明するあたりに、糖尿病完治の手がかりがありそうな気はします。まあ、完治するからといっても、十二指腸を取ってしまう勇気は今のところありませんが。

  

ためしてガッテンの嘘

2009 - 01/23 [Fri] - 16:45

NHKの情報番組『ためしてガッテン』を見ました。今回のテーマは「低カロリーダイエット・失敗と成功の分岐点」。同じカロリー摂取でも、痩せやすい食事と痩せにくい食事があるのだとか。

番組の論点はこうです。

・同じカロリーでも糖質(炭水化物)が少ないと痩せにくい。
・糖質の理想的なバランスは60%。
・糖質が不足すると脳が低血糖になり飢餓と判断する。
・「飢餓に備えろ」スイッチが入ると代謝が落ち痩せにくくなる。


番組はいきなり実験から始まります。

女子大生を2つのグループに分け、同じカロリーの食事をしてもらいます。カロリーは同じでもBグループの糖質量はAグループの2倍だそうです。

食事のあと、それぞれのグループに箸で豆を並べるという集中力が必要な作業をしてもらいます。糖質量の多かったBグループの方が作業効率が良かったという結果になり、番組は「食事の糖質量はいかに重要か」という結論に力づくで持っていきました。

それぞれのグループの食後血糖値も測っていましたが、たしかに糖質量の多いグループの血糖値は140mg/dlほど、糖質量の少ないグループの血糖値は120mg/dlほどでした。しかし、これをもって糖質を取らないと頭が働かないというのはあまりにも短絡的です。人間の脳というのは85mg/dlぐらいの血糖値で十分本来の働きをするようにできているのです。

この二つのグループの作業効率の違いを説明するとすれば、高脂肪・高タンパク食は消化に時間がかかるため血液の多くが内臓に集まり、脳の働きが鈍ったというだけのことだと思います。

番組ではたっぷり糖質を取ることが痩せやすいダイエットのコツだと何度も強調しながら、実際に痩せにくい女子大生の食事を見ると、菓子パンだけとかおにぎりだけというような、極端に糖質の多い食事になっていることを指摘しています。糖質の多い食事はすぐに血糖値が上がるものの、下がるのも速いため、脳がエネルギー不足を感じて節約モードになるというのがその説明でしたが、糖質を抑えてはダメという最初の結論とはまったく逆になっています。

番組はさらに、「飢餓に備えろ」のスイッチをオンにしないための食事法を紹介します。ある栄養クリニックの指導によるもので、すでに何百人もの人がこのやり方で無理なく痩せてきたというものです。

・糖質はご飯を子供茶碗に一杯か、8枚切りパン1枚、あるいは茹で麺半玉から一つを選ぶ。
・果物か芋類の半分量から一つ選ぶ。
・タンパク質は牛乳(120ml)、卵(1個)、肉(50g)、豆腐(1/4丁)などの中から二つ選ぶ。
・油は大匙半分。
・野菜とキノコは好きなだけ。

というように糖質、脂質、タンパク質の中から決められた点数を選ぶという、食品交換表をさらにシンプルにしたようなもの。そのやり方に従って、ご飯100g、オレンジ半分、卵1個、赤身肉50g、油大さじ半分という食事の栄養バランスを調べてみました。

糖質47g40%
脂質24g45%
タンパク質18g15%
総カロリー476kcal100%

糖質たっぷりどころか、立派な低糖質食になっているではありませんか。

また番組では太りにくい食べ方のコツとして、汁物やおかずである程度お腹を満たしてから、炭水化物を食べることを勧めていました。そうすると、糖質の吸収がゆるやかになり、満腹感が持続するとのことですが、これなどはまさに、低インスリンダイエット、ローカーボダイエットの発想そのものです。

カロリーを制限しながら体脂肪の減らなかった女子大生の糖質比が約6割だったといい、無理なく減量できるとお勧めの食事の糖質比が約4割しかないのに、なぜ理想の糖質比が6割ということになってしまうのでしょう。

あの番組によって、間違った糖質礼讃主義が蔓延らないことを祈るばかりです。

患者の力

2009 - 01/17 [Sat] - 11:37

病院の待合室でのこと、糖尿病と思われる初老の男性が、たまたま隣に座った患者にこんなことを話してました。

「わたしなんか、肉とか油物はここ10年くらいほとんど食べてないですよ」

そんなこと、いったい誰に教わったのでしょう?


また、ある糖尿病患者のブログを見ていたら、1日の食事が載っていました。それはこんな内容でした。

【朝】ご飯、蕎麦
【昼】雑炊、スパゲティ
【夜】うどん、リンゴ

見事に炭水化物オンリーです。医者はそのことを知っているのでしょうか。


さらに、ネット上のあるコミュニティではベテラン糖尿病患者がこんな発言をしていました。

「空腹が耐えられなくなった時は、薄いお粥を腹いっぱい食べてしのぎます」

私の知る限り、薄いお粥なんて砂糖水並みに血糖値を上げるのに。


非常に残念なことですが、これが日本の糖尿病患者の多くが信じる、「正しい糖尿病食」なのです。どの患者もきちんと病院に通い、医者の指導も受けているはずなのに、なんでこんなデタラメがまかり通ってしまうのでしょう。

それは、患者に食事を指導する医者が、なんにも判ってないからです。私にはそうとしか思えません。

日本のたいていの医者は、糖尿病患者にカロリー制限を指導します。身長から標準体重を割り出し、それに25~30をかけた数字がその人の摂取カロリーです。私は1520kcalに抑えるように言われました。指導はただそれだけ。食品交換表の話もありませんでした。

カロリー制限に加えて、砂糖と油物は控えるようにという指導をする医者もかなり多いようです。しかし、砂糖がダメでご飯はOKの意味が私には判りません。どちらも最終的にはブドウ糖になって血糖値を上げるのですから。

また、油の摂取を控えれば控えるほど、その分カロリーは炭水化物に依存することになります。炭水化物は血糖値を上げ、中性脂肪を増やし、最終的には内臓脂肪として蓄えられ、それがさらに糖尿病を悪化させるのです。

私は糖尿病になってから、ノンオイルドレッシングを使ったことがありません。いつもオリーブ油の入ったイタリアンドレッシングを使っています。また、野菜炒めもキャノーラ油をたっぷりと使っています。体にいい一価不飽和脂肪酸を摂るこことで、炭水化物の摂取を減らせるからです。


諸悪の根源は、「高カロリー=高血糖」という誤解です。恐らく、日本の内科医のほとんどは、カロリーが血糖値を上げると思っているのではないでしょうか。しかし、ステーキやフライドチキンなど、いくら食べても血糖値はほとんど上がりません。ところが、おにぎり1個、パン1枚で血糖値はびっくりするほど上がるのです。

今、世界の先進国で糖尿病患者に炭水化物の制限を指導しない国は、ほとんどないといっていいでしょう。アメリカでも、イギリスでも、フランスでも、ドイツでも、スペインでも、糖尿病患者がまず最初に言われるのはカロリー制限ではなく、炭水化物の制限なのです。

ではなぜ、日本だけがこんなことになっているのでしょう。なぜ、日本の糖尿病患者だけが、炭水化物まみれの食生活を強いられなければならないのでしょう。その責任はすべて、日本糖尿病学会にあると私は思っています。

糖尿病を専門に研究している医者が、炭水化物と血糖値、炭水化物と中性脂肪、炭水化物と肥満の関係を知らないはずがありません。低炭水化物食が糖尿病を改善するといういくつもの研究データを目にしないはずがありません。にもかかわらず従来のやり方を変えようとしないのは、きっと何か思惑があるのでしょう。それが、利害なのか単なる面子なのか、私には判りませんが。

学会のこのような、よく言えば怠慢、悪く言えば横暴がまかり通ってしまう原因のひとつに、日本の患者が大人し過ぎるというのがあるような気がしてなりません。

情報の波間を漂う糖尿病患者の多くは、カーボカウントという、カロリーではなく炭水化物に注目した食事療法があることを知り、やがてそれが非常に効果的であることを、身を持って体験することになります。しかし、残念ながら多くの患者は、そのことを医師に隠してしまうのです。

日本人の場合、医師は先生であり、絶対服従すべき存在であるという意識がまだまだあるのかもしれません。しかし本来、医師と患者は対等であるはずです。治療方針は医師と患者の双方が合意した上で決められなくてはならないはずです。医師は患者の納得できないやり方を押し付けるべきではないし、患者もまた、納得できないやりかたに黙って従うべきではありません。

患者はまず医師に対して、「カーボカウントでやりたい」あるいは「糖質制限でやりたい」ということをはっきり伝えるべきです。「カーボカウントってなに?」っていう医師にはしっかり勉強してもらいましょう。その上で、「カーボカウントには賛同できない」、「カーボカウントを指導する自信はない」という医師には、カルテの写しをもらい、病院を変えるしかありません。

カロリー制限を指導する病院は閑古鳥が鳴き、カーボカウントでいく病院は活況を呈すということになれば、医師も変わらざるを得ないはずです。


とにかく大事なのは、患者がはっきりと声を出して、自らの意思を医療側に伝えていくことです。そして、患者もまた治療方針の決定にかかわっていくことです。幸か不幸か糖尿病の場合、治療の主体は医師ではなく患者にあります。患者自身が戦略を立て、患者自身が努力することで、結果を出すことが十分可能な病気なのです。

「1990年代の頃から、世界の糖尿病治療の流れはカーボカウントにあったのに、日本の糖尿病学会だけがカロリー制限主義に固執したため、私は失わなくていい視力と足と腎機能をを失った」という声がいずれ出てくるのではないかと私は思っています。それは患者にとって不幸なことですし、医師にとっても不幸なことです。

そうならないためにも、糖尿病学会は一刻も早く、カーボカウントというオプションを認めるべきですし、患者側もその決定を促がすための行動を起こしていかなければならないのではないでしょうか。そのひとつとして、このブログも何らかの力になれたらと思っています。

  

アトキンスダイエットの効果

2009 - 01/08 [Thu] - 17:08

久しぶりにアメリカ糖尿病協会(ADA)のサイトからの引用です。

低炭水化物ダイエットは2型糖尿病を改善する

アトキンス式ダイエットなどで知られる低炭水化物食は、肥満のある2型糖尿病患者の血糖値を改善するとの研究結果が明らかになった。

医学雑誌の「Nutrition and Metabolism」によると、この食事療法によって薬の減量や離脱に至った患者も多いという。

炭水化物の制限は糖尿病食において最も重要なポイントである。炭水化物を極端に制限すると、体はタンパク質をエネルギー源とし、それによってケトン体が産生されるために、ケトン体ダイエットと呼ばれる。もう一つの方法は、血糖値の上昇が緩やかな低GI食品を用いた、カロリー制限食である。

デューク大学メディカルセンターのエリック・ウェストマン博士の研究グループは、これら二つの食事法の効果を比較した。被験者となった84名は肥満のある2型糖尿病患者。患者らは「1日20g以下の低炭水化物食」と「低GIによるカロリー制限食」の2つのグループにランダムに振り分けられ、24週(約6か月)にわたって実験が行われた。低炭水化物グループにはカロリー制限はない。

低炭水化物食グループは、血糖値の長期コントロールを示すヘモグロビンA1c値において、カロリー制限グループより大きな改善が見られた。

低炭水化物グループは、体重の減少と善玉のHDLコレステロールの増加においても、改善効果が高かった。

また、低炭水化物グループでは95.2%が薬の減量や離脱ができたのに対して、カロリー制限グループでは62.1%であった。

低炭水化物食による生活様式の改善は、2型糖尿病の改善に効果がある、と研究グループは結論付けている。

比較表



アメリカあたりでは、糖尿病患者が炭水化物の量をコントロールするというのは、もはや議論の余地のない大前提であり、そのコントロールをどういう方法でどの程度までやるか、というところに論点が移っているような気がします。

炭水化物のコントロール法の一つは、食品のGI値に気をつけながら全体にカロリーを控えるというもの。もう一つはカロリーのことは考えずに、炭水化物だけをできるだけ控えるというもの。今回はこの二つの方法を比較したもののようです。

この実験で行われた低炭水化物食は1日20g以下というかなり極端な炭水化物制限です。また、カロリー制限は体重の維持に必要なカロリーより500kcal低い値に設定したようです。私自身に当てはまると1日1300~1500kcalといったところでしょうか。

1日20gのカーボか、1日1300kcalのカロリーか。どっちも辛いところですが、これはあくまで体重を落とし、血糖値も改善しようという食事法。半年間、これでしのいで体重と血糖値が安定したら、1日1800kcal、カーボ150g程度のゆるゆる食事制限で大丈夫です。あくまで私の場合ですが。

アメリカ糖尿病協会の記事
Nutrition and Metabolismの記事


ローカーボパスタ

2008 - 12/24 [Wed] - 16:18

アメリカのローカーボ・フード・シリーズ、第2弾はDreamfieldsのスパゲッティです。

ドリームフィールズ

成分表に記載された炭水化物量は1人前(56g)当り41gですが、外箱の説明によると、特殊な方法で食物繊維と蛋白質をブレンドすることで、炭水化物の吸収を妨げるため、実際には約5gしか消化されないとあります。

1人前56gとありましたが、これはもしかしたら料理の付け合わせとして使ったりする場合の量かもしれません。スパゲティをスパゲティ料理として食べるにはあまりにも少ないと思ったので、実験は80gで行いました。

味付けは市販のタラコソースを使い、トータルカーボ量は約60g。ただし、実際に吸収される(とされる)カーボ量は8g程度と思われます。

ローカーボパスタ


味は普通のスパゲッティとまったく変わりません。ローカーボ製品にありがちな大豆臭やグルテン臭もなく、デュラムセモリナ独特の歯ごたえもしっかりありました。味覚、食感ともに完全に合格です。

で、問題の血糖値はこんな感じでした。

血糖値推移

カーボ量8gにしては結構上がるなという感じですが、食後90分で食前値を下回りました。普通、スパゲッティは血糖値の上昇は緩やかなものの、なかなか下がらないのですが、これはストンと上がってストンと下がる、スパゲティらしからぬ反応です。



比較のために、普通のスパゲティも80gで血糖値の推移を測ってみました。市販のペペロンチーニソースとあわせてカーボ量は約60gです。

普通のスパゲティ

血糖値の推移はこんな感じでした。

血糖値推移

ピークはそれほど高くはないものの、いつまでもだらだらと下がらないというのは、パスタやラーメン、カレーなどによく見られるパターンです。

二つのパスタの血糖値をグラフにしたのがこれ。

血糖値グラフ

ローカーボパスタの方が、明らかに血糖値への影響は少ないですが、メーカーの言うように、一食分5gしか吸収されないというのは、多少、オーバーかなという気がします。

しかし、味はまったく普通のパスタと変わりないので、多少なりとも血糖上昇が少ない分、糖尿病患者には非常に有難いのですが、問題は送料を含めると1箱かるく1000円を超えてしまうこと。アメリカではスーパーなどで2ドル45セント(220円ほど)だというのに。

折しも、日清からカップヌードルライトが発売になりました。ノンフライ麺による脂質カットに加え、麺に食物繊維を挟み込むことでどうやら糖質もカットしているようです。食品のローカボ化ってことに、日本の企業ももうちょっと真剣に取り組んでもいいのではないでしょうか。将来的な需要はぜったいにあるはずですから。


⇒ ローカーボ食品の個人輸入代行はこちら

ローカーボ・パンケーキ【追記あり】

2008 - 12/09 [Tue] - 23:34

あるコミュニティでローカーボ・パンケーキミックスをいただけることになりました。アメリカ製で、1回4枚分のカーボ量がわずか6g。原料は小麦グルテンとコーンスターチとのことです。

焼き上がったのは直径15センチほどのパンケーキが3枚。森永あたりのホットケーキミックスと比べるとかなりズッシリ感があります。これは卵2個が効いてるのかも知れませんし、粉自体のタンパク質含有量が多いのかも知れません。以前、糖質制限ドットコムから取り寄せた大豆フィナンシェに似た感じです。

パンケーキ

パンケーキミックス自体の血糖値への影響を調べるため、今回はシロップをかけずに、バターのみで頂きました。パンケーキとして食べるとかなり味気ないのですが、朝食のパン代わりとしては十分いけると思います。3枚焼いて、とりあえず2枚食べようと思ったのですが、1枚半でギブアップしました。摂取カーボは3gということになります。

で、血糖値はこんな感じ。糖尿病食としては十分合格のレベルです。

血糖値推移

それにしてもアメリカには、ローカーボを謳った食品が実に豊富に出回っています。これはアメリカ糖尿病協会がカーボカウントを正式に有効な食事療法と認めているからだと思います。それに引き換え、日本の糖尿病学会はいまだにカロリー至上主義ですから。

【追記】

どうせなら普通のパンケーキとの比較をしてみようと、森永ホットケーキミックスによる血糖測定も行いました。

森永ホットケーキ

こちらの摂取カーボ量は約75g。なんと、ブドウ糖負荷試験の糖質量と一緒です。

血糖値の推移はこうなりました。

血糖値推移

ローカーボパンケーキミックスと森永ホットケーキミックスの血糖地変化をグラフにしたらこうなりました。

血糖値グラフ

その差は歴然と言う感じです。


⇒ ローカーボ食品の個人輸入代行はこちら

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プロフィール

カステーラ

Author:カステーラ
東京都在住、61歳。
2007年2月、糖尿病発症。
現在、服薬なしでカーボカウンティングという食事療法を実践中。
「カーボカウントってなに?」という方は、まずこちらから。

ヘモグロビンA1c(体重・BMI)推移
2007年2月:9.3%(64kg・22.9)
2007年3月:7.5%(62kg・22.2)
2007年4月:6.0%(60kg・21.5)
2007年5月:5.3%(58kg・20.8)
2007年6月:4.8%(57kg・20.4)
2007年7月:5.1%(57kg・20.4)
2007年8月:4.8%(57kg・20.4)
2007年9月:5.0%(58kg・20.8)
2007年10月:5.0%(57kg・20.4)
2008年1月:5.3%(56kg・20.1)
2008年5月:5.2%(56kg・20.1)
2008年7月:5.3%(55kg・19.7)
2008年10月:5.2%(58kg・20.8)
2009年1月:5.2%(58kg・20.8)
2010年7月:5.4%(58kg・20.8)





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