カーボカウントな日々
血糖値を上げるのは炭水化物(カーボ)です。炭水化物さえ摂らなければ血糖値はほとんど上がりません。 今、世界の糖尿病治療は、食事の炭水化物をコントロールするカーボカウンティングが主流となっています。
2007年12月22日 (土) | 編集 |
久しぶりにまたフリースタイルとアビバの測定結果を比較してみました。

夕食に食べたのは生協のデミグラスソースハンバーグ(カーボ18g)、ライス(カーボ57g)、豆腐とワカメの味噌汁(カーボ5g)、ブロッコリーとトマト(カーボ5g)。カーボ量の総計は85g。普段はご飯は100gまでと決めているのですが、今回は高めの血糖値で両測定器の違いを見るために、150gに増量してみました。

食後1時間の値はフリースタイル140に対して、アビバが141。まったくといっていいほど違いはありません。もちろん、多めに絞り出したまったく同じ血液を使っています。

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食後2時間の値はフリースタイル126に対して、アビバが123。これまたほぼ同じ値です。今回の結果に関してだけ言えば、どちらかの測定値が高く表示される、というようなことはないようです。

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一般的に血糖値は動脈血のほうが静脈血より高いと言われています。あるデータによれば、空腹時では動脈血のほうが10mg/dlほど、また血糖上昇時では20mg/dlほど高くなるとのこと。指先の毛細血管は動脈の終わりであり、静脈の始まりなのでその半分くらいになるようです。

ですから、病院での数値と自己測定の数値は5〜10mg/dlくらいの差があっても当然なのですが、メーカーによってはそのあたりの誤差を補正しているところもあると聞いたので、アビバの販売元であるロッシュに電話で問い合わせて見ました。

その結果、アビバに関しては静脈血との違いを補正したりはせず、あくまでも正しい血糖値を表示しているとこことでした。ただし、これは聞きそびれましたが、全血血糖値を血漿血糖値には補正しているはずです。

それにしても、カーボ85gで食後1時間が約140mg/dl、2時間が約120mg/dl、病院で測ればもうちょっと低いことを考えれば、けっこういい感じに回復してるのかなという気がします。


2007年12月17日 (月) | 編集 |
糖尿病を発症して、最初に買った血糖測定器がニプロの「フリー・スタイル」でした。とにかく計量コンパクトで、計測時間も早い。しかも採血量が少なくて済み、指先以外からの採血もOKというのが売りです。

最初の頃は穿刺の際の痛みが少ない腕から採血してみたりもしましたが、とにかく血の出が悪くて、力任せに絞り出したりするとすぐに青アザになります。ということで、スリースタイルではたいていいつも手の平から採血してました。指先よりも手の平の方が痛みはありません。

ところが、このフリー・スタイル、どうも血糖値が高く表示されるような気がしてきました。病院での同時測定ではたいてい10は高くなります。主治医に聞いたら、フリー・スタイルはやはり高く表示される傾向があるとか。

ということで、新たに買いなおしたのが「アキュチェック・アビバ」という機種。センサーの接点に金を使っているので正確性には定評があるということでした。

まったく同じ血液を使って、フリー・スタイルとアキュチェック・アビバの比較を何回かやってみました。やはり全体的にはフリー・スタイルのほうが高く出る傾向がありますが、場合によってはアキュチェック・アビバのほうが高いときもあり、必ずしも一定しないようです。たぶん、センサーチップ個々の感度のばらつきもあるでしょうし、このあたりが簡易測定器の限界なのでしょう。

センサーがいくぶん安いこともあって、今はもっぱらアキュチェック・アビバを使用しています。本体はフリースタイルより一回り大型ですが、このくらいのサイズのほうがむしろ扱いやすいような気がします。

また、メモリー機能はアキュチェック・アビバのほうがはるかに充実しているので、過去のデータを振り返るには便利です。

穿刺器もアキュチェック・アビバの物はリボルバーのように6連式になっているので、針をいちいち換える手間が省けるというメリットがあります。これもなかなか便利です。

わたしはたまたま、フリー・スタイルとアキュチェック・アビバを購入しましたが、ほかにもいろんな測定器が出回っています。比較的新しい機種の中からめぼしいものをピックアップし、特徴を比べてみました。

■アセシンア ブリオ 
初回セット:10,500円(センサー30枚付) センサー単価:96円
測定時間:10秒、採血量:3.0μL、記憶回数;10回、重量:64g
初期費用、ランニングコストとも最も安価。一回の採血量はフリースタイルの10倍必要。


■アキュチェック アビバ 
初回セット:16,222円(センサー25枚付) センサー単価:145円
測定時間:5秒、採血量:0.6μL、記憶回数;500回、重量:60g
センサー端子に金を使用。センサーも割安。過去500回分のデータを記憶し、PCとの連動も可。


■ニプロ フリースタイル 
初回セット:14,700円(センサー25枚付) センサー単価:164円
測定時間:5秒、採血量:0.3μL、記憶回数;250回、重量:40g
採血量は一回当たり0.3μLと最少。小型軽量が売りで、測定時間も5秒と短い。


■メディセーフ ミニ 
初回セット:16,065円(センサー25枚付) センサー単価:143円
測定時間:10秒、採血量:1.2μL、記憶回数;150回、重量:45g
採血量が1.2μLと比較的多めで、測定時間も10秒と長いが、センサーは比較的割安。


■プレシジョンエクシード 
初回セット:11,800円(センサー25枚付) センサー単価:164円
測定時間:5秒、採血量:0.6μL、記憶回数;450回、重量:42g
価格も含めてすべてにバランスがとれた製品。センサー代はどちらかというと割高。


■ワンタッチ ウルトラ 
初回セット:14,175円(センサー50枚付) センサー単価:168円
測定時間:5秒、採血量:1.0μL、記憶回数;150回、重量:42.5g
センサー代は最も割高で、採血量もやや多め。


(価格は比較のために楽天の中から最安値を選んだつもりですが、ネットの最安値というわけではありません)


2007年08月23日 (木) | 編集 |
世の中には患者の血糖自己測定を好ましく思わない医者もいるようです。「かえってストレスになるから」というのが表向きの理由ですが、「患者はいらんこと考えずに医者の言うとおりにしておけ」って気持ちもあるのかもしれません。

私自身、血糖値を測ることをストレスと感じたことは一度もありません。まあ、1枚百数十円するチップ代がストレスといえばストレスですが。それよりは、食事や運動による血糖値の変化を知るほうが、はるかに心の安定材料になります。

しかし考えてみれば、「血糖値の上昇はカロリーによる」と教えられている患者にとって、血糖値の測定は相当なストレスになるのかもしれません。

たとえば、お昼にハンバーグ定食(800kcla)を食べたとします。1時間後の血糖値200に青くなりながら、やっぱこんなにカロリーの高いもの食べたらだめだよなぁ、と反省します。

翌日は、焼き魚定食(500kcla)にしてみました。しかし、1時間後の血糖値は昨日よりもさらに高い230と出ました。やりきれない気持ちと同時に、糖尿病になってしまった悲しみがこみ上げてきます。

次の日はざるそばとおにぎり一個(360kcla)で我慢です。こんどこそ大丈夫だろうと測った血糖値は250でした。馬鹿にするのもいい加減にしろと血糖測定器を思わず床にたたきつけてしまいました。

でも、カーボカウンターならこうです。

まず、ハンバーグ定食(カーボ量80g)。普通なら200をはるかに超えるカーボ量だけど、ハンバーグの脂肪が炭水化物の吸収を遅らせるから、1時間値は200そこそこかな。 ピンポーン

続いて、焼き魚定食(カーボ量80g)。これだけご飯を食べたら、200はどうしても超えちゃうでしょう。 ピンポーン

最後に、ざるそば+おにぎり(カーボ量100g)。はい解ってます。とんでもないことしてしまいました。膵臓さんごめんなさい。 ドッカーン

もう、こうなるとストレスどころか、血糖値を測るのが面白くてしょうがないですね。

ただ、最初の頃は1日5回〜10回も測っていた血糖値ですが、最近はせいぜい2・3回、場合によってはまったく測らない日も出てきました。糖尿病の楽しみがひとつなくなってしまったような淋しさがありますね。