カーボカウントな日々

血糖値を上げるのは炭水化物(カーボ)です。炭水化物さえ摂らなければ血糖値はほとんど上がりません。 今、世界の糖尿病治療は、食事の炭水化物をコントロールするカーボカウンティングが主流となっています。

自宅で血液検査

2008 - 09/04 [Thu] - 23:09

今年に入ってから月に一度の専門医への通院もやめて、近所のかかりつけ医で定期的に血液検査だけしていたのですが、その医者からも次の来院は3カ月後でいいと言われてしまいました。

ここまで血糖値が安定してしまうと、ヘモグロビンA1cの測定は病状の把握というよりは、個人的な興味の対象でしかなく、そんなものに毎月毎月、医療保険を使うのは申しわけないような気がしてしまうのも確かです。

ということで、ブログのネタも兼ねて、前から気になっていた自宅でできる検査キットにトライしてみることにしました。

ネットでググるとけっこういろんな製品がヒットします。検査項目もいろ揃っていましたが、私の知りたいのはヘメグロビンA1cだけなので、それに特化したものに申し込みました。

料金は消費税込みで3,675円。近所のかかりつけ医で調べれば、コレステロールやら肝機能やら27項目の血液検査、尿検査をやって3160円。まあ、かなり割高ではあるけど、きっと何らかの事情で病院にいけない人ってのもけっこういるんでしょうね。

申込みはもちろんネットで行い、支払いもクレジットカードで完了。申し込んだ翌日には測定キットが届きました。


キットの中身はこんな感じ。

キット内容

上にあるのが絆創膏と消毒綿。右下が指に針をさすための穿刺器。
その左の濾紙に血液を染み込ませるようになっています。


まずは採血。キットに付いてきた穿刺器を使っても良かったんだけど、おもちゃみたいな作りがイマイチ信用できず、いつも使っている血糖測定用の穿刺器を使いました。

血糖測定よりははるかに大量の血液がいるので、深さを最大にして針を刺しましたが、痛みはいつもと変わらず。とにかく、指から血を絞れるだけ絞ります。

とりあえず、この位の血液量を10回以上絞りださないと、濾紙の○印をすべて埋めることはできませんでした。

採血

途中、血液の出が悪くなってきたので、もう一度針を刺してなんとか作業も完了。
出来上がった血染めの濾紙、我ながらいい出来栄えです。

完了

あとは問診表に必要事項を書き込み、

問診表

封筒に入れてポストに投函するだけ。

封筒


結果はネットにアップロードされるというので、翌日にでも見れるのかとおもったら、なんと10日~14日後とのこと。このオンライン時代に14日って、船便で中国あたりの検査機関へでも持って行こうっていうのでしょうか?

ここ2か月ほど、体重増量作戦でかなり大量のカーボを摂っていたので、どんな数字が出てくるか、かなり楽しみではあります。

【追記】

本当に14日後、ネットに結果がアップされました。ヘモグロビンA1cは5.6%でした。直近の病院での測定では、5.3%だったので、若干高めの結果になったようです。以前、ほぼ同時期に、2つの病院で測ったことがありましたが、そのときは0.5%の差がありました。まあ、その程度の誤差は仕方ないのかもしれません。

検査結果







 コメント

コメントありがとうございました。これからも楽しく拝見させていただきます。自分もカーボ管理をやっていこうと思います。先日、シャングリラ・ダイエットと言う著書で味のないオリーブオイルでカロリーを摂取することで食欲をセーブして体重を管理すると言うダイエット方を拝見しました。情報があれば、カステーラさんの興味などお伺いできれば参考になるかと思います。

初めてコメントさせていただきます。のーとるです。
現在29歳、2型糖尿病です。母、祖母、親戚もろもろ糖尿病で糖尿病のサラブレッドと言ったところでしょうか。高校時代はスポーツ科で、大学進学後、また卒業後もずっと運動などはしていたのですが、サラブレッドだけに、なるべくしてなった感じもします。身長157cm体重は57kgです。
カステーラさんのサイトを見てから糖質制限を始めてみました。
自分でも本を買ったり、血糖値の自己測定器(エクシード)を買ったりして勉強をしながらの糖質制限です。
その効果はてきめん!ビックリしてしまいました。
最近になって気になっているのですが、食後1時間の血糖値が130前後なのです。
だいたい同じメニューで一ヶ月前などは110前後でした。
不思議でなりません。
一例で昼食のメニューですが、海草サラダ・納豆(1Pの半分)・豆腐(3個パックの1個)・お味噌汁(ワカメ・トロロ昆布など海草系)・枝豆・お茶
こんな感じです。ドレッシングや酢・しょうゆを調味料に使っています。
食前の血糖値は80~90くらいなのですが…
思い当たるのは、血糖値の上がらないアイスやシャーベットを3・4口デザートに食べているのです。でも血糖値上がっているんですが…
また、味噌汁を飲んだ時と、飲まない時でも大幅に血糖値が違います。
味噌汁のカーボ量って多くないはずですよねぇ。
不思議です。

カステーラさん

毎日暑いですね。
でも夏が私は好きです

先日スパゲティ(1人前)運動なしやってみました。
たらこ味・うに味2種+サラダにコーヒー完食しました

空腹:94
1時間:205
1時間半:188
2時間:179
2時間半:163
3時間:124

という結果でしたが私の追加インシュリンはやはり3時間くらいってことですかね?
もちろん1・2回では分からないと思うけど。

なのでランチでパスタとか分かってるときは2時間~3時間前にカーボ少し摂取してみるとよいっぽいでしょうか?
追加インシュリンの1回目が少ないらしいので(これは改善しにくいらしいです)2回目でさげてくれるよう調整すればたまの美味しい物デーも可能かな?と。
(最近週末は美味しい物デーになりつつありますが・・・)

>どんぐりさん

シャングリラ・ダイエット。
本が出てるようですが、詳しい内容については分かりませんでした。

ただ、オリーブオイルを積極的に摂るということでしたら、カーボカウントにも使えそうな気がします。
アメリカ糖尿病協会では減らしたカーボのエネルギーは一価不飽和脂肪酸で補うとしており、代表的な一価不飽和脂肪酸がオリーブオイルだからです。

オリーブオイルが食欲をセーブするというのも納得です。
なんといっても食欲の引き金になるのが炭水化物ですから。


>のーとるさん

はじめまして。
コメントありがとうございます。

運動習慣もあって、けっして肥満でもないのに、その若さで糖尿病とは、やはり遺伝子のいたずらってことなんでしょうね。

空腹時の94は立派ですし、ローカーボな食事とはいえ1時間で110~130は完璧です。
1時間値が110か130かというのは、あまり気にしなくていいと思います。
そのくらいは測定器のセンサーのロットの誤差でも起こりうる範囲ですから。

耐糖能を悪化させる要因は、感染症、ストレス、女性ホルモン(生理)、前日までの運動不足やカーボ摂取不足などいろいろあって、それらが複雑に絡まると、同じ食事でもかなり血糖値はかなり違ってきます。
機械みたいにいかないところが人間の体の面白いところなんですね。

血糖値の上がらないシャーベットやアイスってどんなものかはわかりませんが、それもある程度は影響しているかもしれませんし、
味噌汁だってカーボがゼロではありませんから多少は影響しているでしょう。

とちらにしても、糖尿病というのは患者が100人いたら100の病態があります。
どうか自分の傾向をつかんで、これからに生かしてください。
そのための少しでもお役に立てたら幸いです。

>ちゃんさん

今日も暑いけど、風にはちょっと秋の気配が。

スパゲティーってけっこう消化が悪いからいつまでもだらだら高血糖が続きやすいんですが、
それでも2時間値が180を切ってるからA1c5%台の耐糖能だと思います。

欲を言えば2時間で140を切りたいところですが、ちゃんさんの場合、呼び水がどのくらい効果があるのか、また何時間前がいいのかは、実際にやってみないことにはわかりません。
ただ、2~3時間前っていうのは早すぎるかなという気もします。
私なら1~2時間前でいいかなと思うんだけど、いろいろやってみてください、。

どっちにしても、週に何回かこの位の血糖値がでることはまったく問題ないと思いますよ。
って、自分がそうだから言うんだけど。(笑)

カーボ摂取不足でも、思いがけない血糖値上昇に繋がるんですね。
知らなかった…本当、人の体って不思議ですね。
あまり神経質になりすぎないことも重要ですね。
アイスクリームなのですがミルクポットというお店で販売しているアイスです。
http://www.milkpot.jp/


実は、糖尿病歴は約4ケ月くらいなんです。
糖尿病のサラブレッドとはいえ、告知された時はショックでした。
祖母が糖尿病で亡くなる過程を合併症から段階を追って目の当たりにしていますから、見えない恐怖に胸を締め付けられる思いでした。
普通の人よりは、ずっとずっと運動しているのに、体に悪いことも、不摂生も特にしていないのに私だけなぜ病気になるの?と思いながら自分の宿命を嘆いたものです。
話題のスウィーツを笑顔で恋人と一緒に食べている同世代の女性を見ると、今もまだ心が沈みます。普通の生活は送れないんだなぁ、もう・・・と。29歳にして重いもの背負っちゃったなと思います。
恋人がいるのですが病名は言っていません。言えずにいるのかもしれません。ただ、食事や生活に十分気を使う病気にかかっているとだけは説明しました。
嬉しかったのはそんな状況でも彼が変わらず私に接してくれたことです。
だからというわけではないのですが、これ以上糖尿病が悪化しないように、
自分で自分の体を守って生きたいと思いました。

糖尿病については、まだまだ未熟者なので、カステーラさんを見習って血糖値コントロールしたりブログにお邪魔させていただいて勉強させてください。
長くなりましたスミマセン。

カステーラさん、こんにちは!

僕は高雄病院京都駅前診療所で診察していただいていたのですが、主治医の先生が高雄病院を離れられるということで、それを機に大阪←→京都の診察旅行をしばらくおやすみし、自宅近辺でのお医者さんを探していました。血液検査もしてくれればなぁと思っていたのですが、こんな風に自宅でできる方法があったんですね!これは便利ですね!方法までよくわかりました、ありがとうございます♪

>のーとるさん

>のーとるさん

ミルクポット、事務所から一駅なんで今度行ってみます。
どうやら甘味料に果糖を使ってるようですね。
果糖の血糖を上げる力(GI)はブトウ糖を100とすると、20ぐらいらしいので、
実際どのくらい血糖値が上がるのか、近いうちに実験してみますね。

若くして糖尿病と言われだけに、さぞかし動揺したでしょうね。
でも、おばあさんの時代とはあきらかに違います。
血糖をコントロールするノウハウははるかに進歩していますし、
血糖測定機やインスリン注射といった道具の進化も目覚ましものがあります。
医学の進歩は近い将来、糖尿病を完治できる病気にしてくれるでしょう。
それまで、お互い人体の不思議を楽しみながら頑張りましょう。

話題のスイーツを、ぜひ恋人と二人で楽しく食べてください。
たとえば、ケーキ1個のカーボ量が30gだとしたら、
それをうまく丸め込むノウハウを身につければいいのです。
インスリンから、食後の散歩まで、いろいろ方法はあります。

>チョイマルオヤジさん

血糖コントロールもある程度安定してくると、ほんと血液検査だけでいいんですよね。
休みも満足に取れないような忙しい人や、何らかの事情で病院にかかりたくない人は別として、
そうでなければ、それほどメリットはないかなってのが感想です。
しかも、結果が分かるまで2週間って、今時ありえない遅さだし。
まあ、いちどやってみてもいいとは思いますが。

ところで、奥様(ハニー?)美しいですね。
うちのハニーもなかなかだと思ってたけど、とても敵いませんでした。

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プロフィール

カステーラ

Author:カステーラ
東京都在住、61歳。
2007年2月、糖尿病発症。
現在、服薬なしでカーボカウンティングという食事療法を実践中。
「カーボカウントってなに?」という方は、まずこちらから。

ヘモグロビンA1c(体重・BMI)推移
2007年2月:9.3%(64kg・22.9)
2007年3月:7.5%(62kg・22.2)
2007年4月:6.0%(60kg・21.5)
2007年5月:5.3%(58kg・20.8)
2007年6月:4.8%(57kg・20.4)
2007年7月:5.1%(57kg・20.4)
2007年8月:4.8%(57kg・20.4)
2007年9月:5.0%(58kg・20.8)
2007年10月:5.0%(57kg・20.4)
2008年1月:5.3%(56kg・20.1)
2008年5月:5.2%(56kg・20.1)
2008年7月:5.3%(55kg・19.7)
2008年10月:5.2%(58kg・20.8)
2009年1月:5.2%(58kg・20.8)
2010年7月:5.4%(58kg・20.8)





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