女性ホルモンと血糖値
アメリカのバーンスタインという医師が書いた『糖尿病の解決』という名著があるのですが、残念ながらすでに市場には流通してないようです。
最近知り合ったある1型患者の女性が、ぜひその本を読んでみたいというので、職場の近くでお会いしました。
喫茶店で1時間ほどお話したのですが、その女性の目下の最大の悩みは、毎月の生理的変化に、血糖値のコントロールが追い付かないというものでした。本人はひどく悩んでいるようのですが、私にはそんな知識すらありません。
アメリカに住む女性の2型糖尿病患者が書いた『糖尿病・最初の1年』という本が手元にあったので、もしや関連情報があるかと調べてみたら、ありました。
それによると、エストロゲン(卵胞ホルモン)は血糖値を下げ、プロゲステロン(黄体ホルモン)は血糖値を上げるようです。ということは、排卵前は血糖値が低めで、生理前は高くなるということなのでしょうか? また、生理自体もストレス要因としてインスリン抵抗性を引き起こすとありました。
また、『女性の糖尿病診療ガイダンス 』というたぶん医療者向けの本があるのですが、そこには「20〜35歳までの1型糖尿病女性患者へのアンケートでは、月経前に血糖値が上昇する人は70%に及び、月経が始まってすぐ血糖値が低下する人は50%いた」とのことでした。
女性って大変なんですね。
こういうのって本やお医者さんの情報より、患者の体験談の方が参考になる場合が多いので、ネット上のブログや掲示板の生の声を拾ってみました。
「生理の5日前から血糖値が異常に高くなる」
「高温相になると血糖値がいかれる」
「ぜんぜん影響がない」
「生理前は300とか400はざら。ばんばん追加打ちしている」
「排卵日に急激に高くなり追加打ちしても下がらない。排卵日後、また急激に下がってその後生理が始まるあたりからまた少しだけ高くなる。この時は300超えくらい」
「ランタスも増やしてラピッドも倍増やしてるのに、思ったように下がらない。そのくせ、生理始まる直前に突然ゴンと下がるのでまたビビる」
「ログを1〜2単位増やして打ちます」
「生理前だなとわかる時は朝5:00の血糖値の時なんです。朝から200近くなりますから」
「ドクターにベースをその期間だけ増やすように言われ、ランタスを+1したら上手くいった。ただし高いのは最初の二日だけなのでタイミングを間違えると大変なことになる」
「いつもは月経前にグングン上昇するのですが、今月は月経後に上昇するパターンのようです」
「1日14単位ですが、月経前だと5割増です」
インスリンもホルモンなら、エストロゲンもホルモン。人間ってホルモンの気まぐれと一生付き合っていかなくてはならないんですね。




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