カーボカウントな日々

血糖値を上げるのは炭水化物(カーボ)です。炭水化物さえ摂らなければ血糖値はほとんど上がりません。 今、世界の糖尿病治療は、食事の炭水化物をコントロールするカーボカウンティングが主流となっています。

適度なローカーボとは

2008 - 01/16 [Wed] - 23:22

例によってアメリカ糖尿病協会のサイトにあった記事です。ニュースソースはアメリカ栄養士協会の機関誌らしいので、栄養士的立場からの研究なのかもしれません。

実は私、病院で栄養士からの食事指導を受けたことがありません。糖尿病と診断されたとき、医師から「1日のカロリーを1520kcalにしてください」と言われたのが、唯一の食事指導といえば食事指導です。

なまじ指導など受けなかったから、カーボカウントなどという食事療法も簡単に受け入れられたのでしょう。もし、美人栄養士かなんかにしっかり栄養指導をされていたら、今頃バリバリの食品交換表派だったかもしれません。

ローカーボ食は2型糖尿病患者に有益

炭水化物制限食は2型糖尿病患者の血糖値を改善し、有害な中性脂肪を減らすと考えられるが、減量に役立つかどうかは不明であるとする、最新の研究結果が発表された。

「多くの糖尿病患者は血糖値を下げる方法を模索しているものの、どんな食事がベストなのかについては混乱している」と、ウェーク・フォレスト医科大学のカーク博士は言う。

「炭水化物が血糖値に最も大きなインパクトを与えることを知っている医療従事者でさえ、患者にどんな食事を指示したらいいのか確信を持てないでいる」と彼女は言う。

カーク博士の研究グループは、2型糖尿病患者の炭水化物制限食に関する13の研究結果を集めた。アメリカ栄養士協会の機関誌の記事によると、「私たちはカロリー比5%~45%までの幅広いカーボ含有量についての研究を分析し、どの程度の炭水化物制限が糖尿病に最もいい結果をもたらすかを探った」とある。

その結果、ある程度炭水化物を減らすだけでも、血糖値や血中脂質の改善に効果があることがわかった。

たとえば、炭水化物の比率を65%から35%に減らすだけで、中性脂肪は約23%下がる。

しかしながら、炭水化物を制限することで体重が減るかどうかについては、はっきりしなかった。

カーク博士によると、1日130g以下の超低炭水化物食は、長期にわたる影響が十分調査されていないため、現時点で推奨するにはエビデンスが不十分だと言う。

ちなみに、130gの炭水化物量というのは、1200kcal食の43%、1700kcal食の30%、2200kcal食の24%にあたる。

「ほとんどの食事療法において炭水化物の制限は必須といえるが、必要な栄養素を犠牲にしてまで行うべきではない」とカーク博士は言う。「食事面でも健康面でも、大切なのは程々ということだ」。

Low-carb Diet May be Beneficial in Type 2 Diabetes


この研究によると、炭水化物は最低でも1日130gは摂りましょう、ということのようです。1700kcalの食事をとる人なら約30%です。

以前の記事にも書きましたが、日本の糖尿病学会が推奨するカーボ比は約60%です。1700kcalなら255g。アメリカのジョスリン糖尿病センターでは約40%が推奨されていますから、1700kcalなら170gです。

日本で糖質制限を提唱する江部医師は、ご自身のブログで1日約60gとおっしゃっていました。アメリカのバーンスタイン医師は1日約30gの生活をずっと続けています。

ちなみに、最近の私は1日150g~180gほどのカーボを摂っています。以前よりだいぶ増えましたね。この記事のいうところの、「適度なローカーボ」ってとこでしょうか?


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 コメント

適度なカーボ量

カステーラさん、コメントをありがとうございました。

本当にこれでいいのか?と、ビクビクしながら糖質制限食を行っている身としては
適度なカーボ量はいつも気になるところです。
色んな情報があり迷いもありますが、この食事制限が一番ストレスがないのです。
私は一日で朝70g、昼20g、夜20g、ちまちま食べるおやつ分20g
合計130gかな?と踏んでいます。
あら、推奨カーボ量とぴったんこで気分いいな~
例によって、不思議とインスリンの分泌遅延が緩和される朝食に
がっつりカーボ摂っているので合計がこの数字になりますね。

別のエントリーになりますが、私は生理による血糖値の影響は実感していません。
追加分泌の遅延は顕著だけれども
基礎分泌はしっかりある様子なので、押さえ込んでいるのでしょうかね?
すずらんさんの記事でも、ほぼ固定の朝食後血糖値が上がったらサインと
書いてあった気がします。
周期はいつ狂うかわからないので、サインをつかむコツって大切ですね。

knacheさん

地上に炭水化物がふんだんに現れるのは、1年のうちで秋だけなわけで、大昔の人間は、少なくとも冬の間はエスキモーみたいな極端にカーボの少ない生活をしていたんだろうと思います。カーボ比率が10%だろうと60%だろうと、年間を通してきっちり一定のカーボを摂るっていう方がきっと不自然なんでしょうね。
また、ローカーボのリスクはあくまで可能性ですが、ハイカーボははっきり高血糖のリスクがあるわけですから。

やっぱり2型だと、生理の影響を意識する人は少ないのでしょうか。1型の人と話していて思うのは、少しでも自己分泌があるっていうのは、非常にありがたいってことです。この分泌を少しでも長持ちさせるために、やっぱり投薬は極力避けなければと思っています。

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プロフィール

カステーラ

Author:カステーラ
東京都在住、61歳。
2007年2月、糖尿病発症。
現在、服薬なしでカーボカウンティングという食事療法を実践中。
「カーボカウントってなに?」という方は、まずこちらから。

ヘモグロビンA1c(体重・BMI)推移
2007年2月:9.3%(64kg・22.9)
2007年3月:7.5%(62kg・22.2)
2007年4月:6.0%(60kg・21.5)
2007年5月:5.3%(58kg・20.8)
2007年6月:4.8%(57kg・20.4)
2007年7月:5.1%(57kg・20.4)
2007年8月:4.8%(57kg・20.4)
2007年9月:5.0%(58kg・20.8)
2007年10月:5.0%(57kg・20.4)
2008年1月:5.3%(56kg・20.1)
2008年5月:5.2%(56kg・20.1)
2008年7月:5.3%(55kg・19.7)
2008年10月:5.2%(58kg・20.8)
2009年1月:5.2%(58kg・20.8)
2010年7月:5.4%(58kg・20.8)





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