カーボカウントな日々

血糖値を上げるのは炭水化物(カーボ)です。炭水化物さえ摂らなければ血糖値はほとんど上がりません。 今、世界の糖尿病治療は、食事の炭水化物をコントロールするカーボカウンティングが主流となっています。

血糖測定器比較

2007 - 12/17 [Mon] - 01:22

糖尿病を発症して、最初に買った血糖測定器がニプロの「フリー・スタイル」でした。とにかく計量コンパクトで、計測時間も早い。しかも採血量が少なくて済み、指先以外からの採血もOKというのが売りです。

最初の頃は穿刺の際の痛みが少ない腕から採血してみたりもしましたが、とにかく血の出が悪くて、力任せに絞り出したりするとすぐに青アザになります。ということで、スリースタイルではたいていいつも手の平から採血してました。指先よりも手の平の方が痛みはありません。

ところが、このフリー・スタイル、どうも血糖値が高く表示されるような気がしてきました。病院での同時測定ではたいてい10は高くなります。主治医に聞いたら、フリー・スタイルはやはり高く表示される傾向があるとか。

ということで、新たに買いなおしたのが「アキュチェック・アビバ」という機種。センサーの接点に金を使っているので正確性には定評があるということでした。

まったく同じ血液を使って、フリー・スタイルとアキュチェック・アビバの比較を何回かやってみました。やはり全体的にはフリー・スタイルのほうが高く出る傾向がありますが、場合によってはアキュチェック・アビバのほうが高いときもあり、必ずしも一定しないようです。たぶん、センサーチップ個々の感度のばらつきもあるでしょうし、このあたりが簡易測定器の限界なのでしょう。

センサーがいくぶん安いこともあって、今はもっぱらアキュチェック・アビバを使用しています。本体はフリースタイルより一回り大型ですが、このくらいのサイズのほうがむしろ扱いやすいような気がします。

また、メモリー機能はアキュチェック・アビバのほうがはるかに充実しているので、過去のデータを振り返るには便利です。

穿刺器もアキュチェック・アビバの物はリボルバーのように6連式になっているので、針をいちいち換える手間が省けるというメリットがあります。これもなかなか便利です。

わたしはたまたま、フリー・スタイルとアキュチェック・アビバを購入しましたが、ほかにもいろんな測定器が出回っています。比較的新しい機種の中からめぼしいものをピックアップし、特徴を比べてみました。

■アセシンア ブリオ 
初回セット:10,500円(センサー30枚付) センサー単価:96円
測定時間:10秒、採血量:3.0μL、記憶回数;10回、重量:64g
初期費用、ランニングコストとも最も安価。一回の採血量はフリースタイルの10倍必要。


■アキュチェック アビバ 
初回セット:16,222円(センサー25枚付) センサー単価:145円
測定時間:5秒、採血量:0.6μL、記憶回数;500回、重量:60g
センサー端子に金を使用。センサーも割安。過去500回分のデータを記憶し、PCとの連動も可。


■ニプロ フリースタイル 
初回セット:14,700円(センサー25枚付) センサー単価:164円
測定時間:5秒、採血量:0.3μL、記憶回数;250回、重量:40g
採血量は一回当たり0.3μLと最少。小型軽量が売りで、測定時間も5秒と短い。


■メディセーフ ミニ 
初回セット:16,065円(センサー25枚付) センサー単価:143円
測定時間:10秒、採血量:1.2μL、記憶回数;150回、重量:45g
採血量が1.2μLと比較的多めで、測定時間も10秒と長いが、センサーは比較的割安。


■プレシジョンエクシード 
初回セット:11,800円(センサー25枚付) センサー単価:164円
測定時間:5秒、採血量:0.6μL、記憶回数;450回、重量:42g
価格も含めてすべてにバランスがとれた製品。センサー代はどちらかというと割高。


■ワンタッチ ウルトラ 
初回セット:14,175円(センサー50枚付) センサー単価:168円
測定時間:5秒、採血量:1.0μL、記憶回数;150回、重量:42.5g
センサー代は最も割高で、採血量もやや多め。


(価格は比較のために楽天の中から最安値を選んだつもりですが、ネットの最安値というわけではありません)





 コメント

早速購入しました

はじめまして。
私は先週妊娠糖尿病と診断されて、食事療法をはじめています。
耐糖能異常で、もともと血糖値が下がりにくかったので、妊娠後も気をつけて
夕食は炭水化物抜き、お菓子も果物も一切食べていなかったのに。。。ダメかぁ。。。
インスリン注射をしないで、なんとか健康な子供を出産したいと思い、
このホームページにたどりつきました。
アキュチェックアビバも今日購入です。
http://www.kyoto-wel.com/item/IS81136N01233.html
スタートセットで1万円を見つけましたので紹介します。
いろんな情報をありがとうございます。

ninnpuさん

はじめまして。
妊娠糖尿病に関してはまったく詳しくないので、あまり迂闊なことは言えないのですが、体重管理と食事制限でも血糖がコントロールできないときは、あまり躊躇することなく、インスリンを使った方がいいような気がします。とにかく、正常な血糖値が最優先です。

そのためにも自己血糖測定は大事ですよね。探せばずいぶん安いのもあるんですね。ninnpuさんのは安心だと思いますが、ネットで不良品をつかまされたというブログを読んだこともあるので、一応気に留めておいた方がいいかもしれません。

私の知り合いにも妊娠糖尿病でこの夏、無事、赤ちゃんが生まれた人がいます。(きょうみさん、見てるかな?) これからも、時々経過を報告していただければと思います。

お礼とメーター比較情報

まずは、ブログにてご自分のデータを公表し、非常に役立つ情報をアップされているカステーラさんとYCATさんに、お礼を申し上げます。私のように地球の片隅の田舎にいても、インターネットでいろいろ調べることができる、そして、ちょうどいいタイミングで、お二人をはじめ、コメントされる方々の体験を聞かせてもらえ、それを自分の健康回復に活用できることに感動しております。

昔は、医者も患者も、正しい情報が限られ、また時間も手段もなく、私の両親始め、叔父叔母のほとんどが、メタボリック症候群でアウトでした。

私も朝食前血糖値が3年ほどまえから徐々に上がってくるのを家庭医に注意され、遺伝かもと言われていたのですが、今年2月に120(プレダイアビティス)まで上がり、食事運動療法の最終チャンスとして3ヶ月の猶予をもらって以来血糖値を下げるべくいろいろ模索をしておりました。今年8月にお二人のブログに行き着くまでは、他の大勢の方々と同様楽観的に考えており、よく調べもせず自己流のカロリー調整(ハイカーボ、ローファット)を主体とした食事療法をしていたのですがあまり効果がみられませんでした。

お二人が強調されておられる、カーボカウントと自己血糖値管理に目が覚めるような思いをし、9月からやりはじめて3ヶ月ちょっとになります。体重と体脂肪率は順調に落ちてきています。9月、10月は、食後ピーク値が130-150、日本食や中国料理でちょっと度を越す(カーボ100g以上)とピーク値が160-180になってしまっておりました(なぜかこうした爆食モードだと食後2時間値ときには3時間値がピークになる)。11月にはいると、腹囲りがめっきり減り(昔は力まなくても布袋様のようだったのが、いまは力んでも出っ張らない)、12月になってからは、カーボ100g以下なら、ピーク値で100-130と落ち着いてきています。

ただ、昼食前、夕食前の血糖値は90-110から70-90台と下がってきているのですが、朝食前の値はまだ100台のことが多いのです。現在、学生時代と同じ体重(63kg)まで落ちているのですが、家庭医は朝食前値が90台になるまで落とせと言っています。カステーラさんに見習って、もう一段と努力でしょうね。いろいろ試していますが、やはりカーボのコントロールと、毎日の運動(有酸素+レジスタンスの組み合わせ)のバランスで内臓脂肪をすっきり落とす、というのが決めてだと思います。

この3ヶ月は、フリースタイルLITE、アキュチェックAVIVA、アセンシアCONTOUR,アセンシアBREEZE2、の4機種のメーターを比較してきました。ちなみに当地では(現在米国東海岸在住です)、メーターは無料か、リベートによりほぼ無料です。センサーも、日本よりやや安いですし、プレ糖尿病は、糖尿病ではありませんが、メーターやセンサーに保険が効きます。(メーターは、保険なしのほうが安いですが)

4機種とも血清グルコース値に相当するよう補正してあるとのことですが、CONTOURは、コンスタントに他の3機種より10-20%ほど低めの数値がでます。メーカーのカスタマーサービスの指導で、メーターの設定と標準溶液チェック、安定性のチェックをしてみて、メーターは正常のようですので、補正のしかたが他のメーカーと異なるのかもしれません(実はこの機種のみ日本製で正確さに期待していた)。あとの3機種については、上下はするものの、それぞれ+/-10から15の範囲内にはいっています。食前食後値の変化はどの機種ともほぼ同等にトレースするので、値のレベルのばらつきはセンサーのロットのばらつきが原因のように思えます。ラボでの血液検査値と比較したときは、LとB2がラボ値とほぼ相当、Aは15高め、Cは15低めでした。単一データポイントなので、確証するにはこれからもっとデータをとらないといけませんが。

今、主にLとB2を使っています。Lは、極少量(0.3ul)の血液ですむこと(逆にセンサーが小さすぎて扱いにくい欠点はある)、B2は図体はでかいですが、そのぶん操作が楽で間違えがなく、またセンサーを手で扱う必要がなく、測定が安定していることが気に入っています。ランセット(穿刺器)はカステーラさんのおっしゃるように、アキュチェックのマルチクリックスが、針を扱うわずらわしさがなく、余分なストレスを感じずに楽チンです。

ながながとすみません。もっと早くお礼を申し上げたかったのですが、まずはごあいさつまで。

ありがとうございます

カステーラさんからのアドバイスをいただき、測定する前に病院に確認して
みました。やっぱり、必要な時はインスリンが必要なので、血糖値が
気になっても、次の診療までは食事指導どおりの食生活くださいと、
念を押されましたが、次回先生がデータを見てくれます。うれしいです。
測定器は昨晩届いたので、先ほどやってみました!
思っていたより痛くなくて、ほっ。血が少なくて2回失敗(>_<)
アキュチェックアビバも、偶然私の通っている病院の指定機種で、
消耗品は病院でも買えるようです。ご紹介ありがとうございました。
夏から切迫流産、早産で、病院以外は外出していません。
後は血糖値の測定と、おからのお菓子づくりで、ひきこもり生活を楽しみたいです。いろんな情報をありがとうございます。

JOEさん

はじめまして。

アメリカの東海岸にお住まいなんですね。そちらの自己血糖測定環境は常々うらやましいと思っていました。メーター原則無料というのは、一度持たせてしまえば、あとはチップをどんどん使ってくれるからそちらの利益を穴埋めすればいいやという考えなんでしょうね。日本の販売元もそういうシステムを取り入れれば、より利益はあがると思うのですが、公取かなんかの規制でできないんでしょうか?

測定の誤差については、私も±15ぐらいは当然あると感じています。もしかしたら、採血量が少なくて、測定時間が短いほど誤差も出やすいってことなのかもしれませんね。ブリーズ2も意外と使いやすいようなので、時間があるときに比較対象に加えておこうと思います。

プレダイアビーティスということで、まだ正式な食事療法ではないのかもしれませんが、JOEさんのホームドクターはカーボカウント的なやり方は取りいれていないのでしょうか? 日本と同じカロリー制限ですか? 

いずれにしても、食後の高血糖は食事と運動である程度意のままになりますが、朝食前の血糖値は膵機能の回復を待つしかないので、時間がかかります。私も約1年かかって、最近ようやく下がり始めました。

アメリカの糖尿病治療の実態とか、これからも情報お待ちしています。

ninnpuさん

> 次の診療までは食事指導どおりの食生活くださいと、 念を押されました

指導通りの食生活というのは、食品交換表に基づいたカロリー制限ということでしょうか? 確かに食品交換表では炭水化物のカロリー比が60%とかなり高くなっていますが、だからと言って炭水化物をまったく摂らないのがいいとも思えません。とにかく、カロリーを抑えようとするあまり、脂質を抑えた炭水化中心の食事にならないようにだけは気をつけたほうがいいと思います。

せっかく血糖値を測るんですから、何をどのくらい食べて(特にカーボ量)、どんな運動をしたらどんな血糖値になったかを記録しておくことをお勧めします。私はこれまでの食事と運動と血糖値の測定結果をすべて記録していますが、これはその後のコントロールにどれだけ役立ったかわかりません。

夏から切迫流産ってことは臨月も近いのでしょうか? どうか赤ちゃんのためにも頑張ってください。

食事指導について

>食品交換表に基づいたカロリー制限ということでしょうか? 

はい。そのまま実施すると、家の中でごろごろしている私には、毎食お米を食べると1週間で1kg体重が増えます。。。なので、炭水化物は表の半分に、その他は表のとおりで、摂取中です。

食事内容は記録していたのですが、またまたアドバイスどおり、運動量も記録しはじめました。
といっても、掃除ばかりですが。苦笑。
それでも、食後1Hそうじをしたら、2H後血糖値が10も下がってびっくり!狭いアパートなので、掃除するところもなくなりそうです。

>臨月も近いのでしょうか?
8ヶ月に入ったところで、あとちょっとです(*^o^*)
お言葉ありがとうございます。感謝。感謝。

私もアキュチェックアビバ使ってます

はじめまして。アキュチェックアビバを使ってますよ。
病院でフリースタイルを紹介され三年近く使いましたが、時々エラーがでてしまうので買い換えました。
使いやすいし、計るスピードの速さは素晴らしいです。
こちらが最安だと思いますよ。何度も利用させていただいてます。
http://www.h-kenko.com/

ninnpuさん

例の知り合いの女性も、病院の糖尿病食は血糖値が上がって困ったと言っていました。結局、カーボカウントだけで血糖をコントロールして、インスリンは使わなかったようです。

ただ、臨月には子供の体重が増えなかったので、インスリンを使った方が良かったかなという気持ちもあるようです。

あと、切迫早産があるなら、無理な運動は控えたほうがいいんですよね。

元気な赤ちゃんが生まれることを祈っています。

サンタさん

私のフリースタイルも時々エラーを起こしていました。センサーチップの問題かなとも思っていたのですが、機械本体の劣化もあるのでしょうか。あと、判定時間も、購入当初より延びたような気もします。

サイト情報もありがとうございます。

コメントの投稿





管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://castela.blog104.fc2.com/tb.php/60-a041bd9b

 | HOME | 

プロフィール

カステーラ

Author:カステーラ
東京都在住、61歳。
2007年2月、糖尿病発症。
現在、服薬なしでカーボカウンティングという食事療法を実践中。
「カーボカウントってなに?」という方は、まずこちらから。

ヘモグロビンA1c(体重・BMI)推移
2007年2月:9.3%(64kg・22.9)
2007年3月:7.5%(62kg・22.2)
2007年4月:6.0%(60kg・21.5)
2007年5月:5.3%(58kg・20.8)
2007年6月:4.8%(57kg・20.4)
2007年7月:5.1%(57kg・20.4)
2007年8月:4.8%(57kg・20.4)
2007年9月:5.0%(58kg・20.8)
2007年10月:5.0%(57kg・20.4)
2008年1月:5.3%(56kg・20.1)
2008年5月:5.2%(56kg・20.1)
2008年7月:5.3%(55kg・19.7)
2008年10月:5.2%(58kg・20.8)
2009年1月:5.2%(58kg・20.8)
2010年7月:5.4%(58kg・20.8)





人気の糖尿ブログは
こちらに揃っています。
     ↓
人気ブログランキングへ
にほんブログ村 病気ブログ 生活習慣病(成人病)へ

管理者ページ

QRコード

QR

最近の記事


▼全ての記事を表示する

最近のコメント

カテゴリ

月別アーカイブ

関連サイト・ブログ

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ書籍

●カーボカウンティング実践ガイド
日本人の医師と栄養士と患者が書いた、“初の”と言っていい真のカーボカウンティングガイド。どちらかというとプロ、マニア向け。


●低糖質食の威力
やはり糖尿病を発症したお医者さんの書いた本。なぜ糖尿病になった医師はみな、学会のガイドラインを無視してローカーボに走るのでしょうか?


●糖質ゼロの食事術
炭水化物(糖質)はほとんど摂らないというお医者さんの本。この程度の糖質量でも立派に生きていけるという意味では貴重な実録(?)。


●糖尿病専門医にまかせなさい
日本では数少ない、カーボカウントを推奨する糖尿病専門医の本。我々カーボカウンターの心の支えとなる一冊です。


●主食を抜けば糖尿病は良くなる 実践編
やはり2型糖尿病患者であるお医者さんの書いた本。炭水化物が血糖値に及ぼす影響を理論的にわかりやすく解説してくれています。


●毎日の食事のカロリーガイドブック
日常よく口にする食べ物のカロリーはもちろん、炭水化物量までが写真と共に明記された、カーボカウンター必携の一冊。


●カーボカウント完全ガイド
カーボカウンティングの本場、アメリカの糖尿病協会から出版されたガイドブック。カーボカウントのすべてがこれ一冊で分かります。


●わたしはこうして糖尿病患者を救っている
糖尿病で失明する患者を数多く診てきた眼科医が書いた本。高炭水化物食を平気で勧める日本の糖尿病医療を厳しく批判しています。


●糖尿病最初の1年
アメリカの2型糖尿病患者が書いた本。糖尿病の主治医は自分であるという発想がいかにもアメリカ的。カーボカウントと血糖自己測定を基本とした最強の患者学が語られています。