9月の結果
土砂降りの雨の中、月に1度の診察に行ってきました。
空腹時血糖値:105、ヘモグロビンA1c:5.0%。先月に比べて、どちらもわずかに上昇しています。実は先月の中頃あたりから、起床時の血糖値がずっと120台で推移していました。それまで半年間は一貫して110前後だったので、突然、10以上の上昇です。
そのことを主治医に話すと、「すい臓の機能が少し落ちてますね」とのこと。おそらくインスリンの基礎分泌が低下しているのでしょう。だからといってどうすることも出来ないので、このまま様子をみるしかありません。
今月は少し体重を増やそうとカーボ制限を緩めたので、その影響があるのかもしれません。結局は、ぎすぎすした4%台か、ふっくらした5%台かという選択になるのでしょうが、私としては今のところは後者を選択しています。
ところで、今日は病院でちょっとした実験をしてみました。病院での採血の後、待合室で自己血糖測定をしてみたのです。その結果、病院での血糖値は105、自己測定での血糖値は118、なんと13もの差が出たのです。
通常、静脈の血糖値は指先の血糖値の20分遅れの数値になると言われています。朝の時点で血糖値は間違いなく降下傾向にあったはずなので、指先の血糖値のほうがむしろ低くなっていなければならないはずです。
そのことを主治医に話したら、「あ、フリースタイルはだいたいそのくらい高くなりますよ、アメリカ製ですから」とあっさり言われてしまいました。
前からなんとなくそんな気はしていたのですが、はっきり断言されてしまうと、なんかすごく損をしてきたような気がします。考えてみれば、ヘモグロビンA1c5%の平均血糖値は90と言われていますが、私の場合、空腹時の血糖値がやっと90程度なので、平均はそれよりは高いはず。でも、いつもの血糖値からマイナス10と考えればなんとなく納得です。
HbA1c 平均血糖値
5% 90mg/dl
6% 120mg/dl
7% 150mg/dl
8% 180mg/dl
コメント
ああ、やっぱりそうなんですか。
フリースタイル(自費購入用)とグルテストNeo(病院支給用)を使ってるんですけど、確かに前者の方が高目に出ますね。
まぁ、もともと自己測定用の機器って精度はプラマイ10%でしたっけ20%でしたっけ?誤差範囲内かなと思ってました。
いつも、ほぼ10mg/dlフリースタイルの方が高いのです。
ワンタッチウルトラも、メーカーLife Scan社は本社はアメリカらしいです。
誤差、誤差と思いながら使っていたけど、スッキリしました。
コメントしそびれましたが、自宅OGTTお疲れ様でした。
気持ち悪くなるのは辛いですね。
参考にさせて頂いてブドウ糖入りソーダでなく、羊羹でやろうと思います。
75g級のはできませんが、自分の限界値少し前あたりを知りたいです。
saka10さん
確かに、常に高めの傾向で推移してくれる分にはいいんだけど、困るのは本来100の血糖値が、時に120と表示されたり、時に80と表示されることですよね。まあ、それはないと信じたいです。
あと、先生は病院で測る血糖値もどこまで正確かはわからないと言ってました。同じ血液をいろんな病院やラボで調べたら、けっこうばらつきはあるかもしれません。
knacheさん
以前、knacheさんのブログでその話を読んで、今回の実験に及びました。確かに前々から、病院で測る空腹時血糖値はやけに低いなとは思っていたのです。
羊羹負荷試験、楽しみにしてます。試験と思えば罪悪感も薄れるしね。日本の調査捕鯨みたいなもんかな。YCATさんのブログによると、たしか、虎屋の羊羹は100gでカーボ75gだったような。
たまには許される、許して……許しちゃった。
虎屋の羊羹には成分表示がありません。井村屋製菓のミニ羊羹シリーズ(小倉58g中カーボ37.7g)には表示があります。
食べたエントリーは2006/3月。118g(カーボ83g相当)も食べておいて、翌朝210g(カーボ147g相当)食べて出発したり……困った確信犯です。
……全部一気食いしなかっただけ、ほめてやってください。
あらま、成分表示発見
http://www.toraya-group.co.jp/products/pro11/pro11.html
横レス失礼します
在庫切れがなさそうで、近所で買える、井村屋のがスタンバってます。
重量30g(カーボ20g)スタート・・・おいしいお茶も準備しなきゃ。
YCATさん
我ながら記憶力の良さに感心。(笑)
http://analog-network.cocolog-nifty.com/diabetes/2006/06/post_02cf.html
和菓子と洋菓子を比べると、和菓子の方が概してローカロリーだけどハイカーボですね。洋菓子に使われるバター、クリーム、卵にはカーボがないからなんでしょう。
knacheさん
今なら1本丸ごといけそうな位だけど、食べてみるとそうははいらないんですよね。
見つかっちゃいましたね。
そのうち老人の繰言よろしく、壊れたレコード(古い! 33回転1/3なんて……あ、同世代が多いから通じるかな)みたく同じ事を、同じ表現でエントリーするようになっちゃうかもしれません。はははは。
羊羹のことを思っていたら、無性にカレーが食いたくなってしまいました。食後動くことを前提にしなきゃいけないし、外食じゃごはんが多すぎるしで、昔ほど食べていないのです。
月末提出の法人決算書類をまとめなきゃいけないのに、いろいろアイデアが浮かんできたりして……どうしてこうなるの!
いくつになっても中学時代の夏休みと同じありさまです。しょうがねえなあ(´ヘ`;)
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A1cと平均血糖値
http://www.somos.co.jp/solution/019.htm
http://www.tr.kobe-ccn.ac.jp/~mansei/newpage42.html
DCCTからは「平均血糖値=(31.7*HbA1c)-66.1」という公式が割り出されているので、もしかしたらこの公式から算出された数値を、分かりやすいように10単位で四捨五入したものかもしれません。
また、ADA(アメリカ糖尿病協会)からも同様の数値が発表されています。それによると、
HbA1c 平均血糖値
6% 135mg/dl
7% 170mg/dl
8% 205mg/dl
となるようです。
数値は微妙に違いますが、そもそも24時間の血糖値の推移を数ヶ月に渡って記録した人はいないでしょうから、A1cと平均血糖値の関係はあくまで推測でしかありません。もちろん、個人個人の病態や生活様式によっても多少の差は出てくるはずなので、あくまでもおおまかな目安としてとらえていただければと思います。
なお、ヘモグロビンA1c値は、平均血糖値に置き換えて患者に伝えようという動きがあります。そのためのすりあわせを現在、世界の糖尿病関係者が行っているところなので、近い将来、より正確なA1cと平均血糖値の関係が明らかになりそうです。
アメリカのA1c
アメリカのNGSP-HbA1cは日本のJDS/JSCC-HbA1cよりも0.3%高くなるそうです。
(http://www.somos.co.jp/solution/075.htmより)
文献を読むときなんかは脳内変換して読んでますが、著者が日本人の時はどっちのA1cなのか判断に困ります。
10月15日、ようやく再検査に臨み、16日、結果が出ました。
空腹時血糖値84、HbA1c 6,1でした。こちらの基準では6,4以下だと投薬をやめてもいいことになっているので、一応釈放です。
この3ヶ月ほど肉や油を食べたことは生涯になかったくらいなので、血圧やコレステロールや中性脂肪など、ひそかに心配でしたが、すべて基準内というか、優等生的数値でした。
13,2だったのが薬も注射も最初から一切とらずにローカーボと血糖値測定と運動だけで3ヶ月でここまでになったのは初めて見た、と言われました。
というより、普通の人は、ショックで、処方された薬をまず飲んじゃうからでしょう。私は何も飲みませんでしたが、284あった空腹時血糖が110になるのには超低カーボ食にしてからも2週間かかりました。糖毒状態みたいなのから自力で抜け出すのには2週間必要だったということです。
前日夕方から何も食べなかった15日の起床時は75だったのですが、どうせならもうちょっと減らしてやれと思って10分間自転車こぎをしたら84に増えました。低血糖を防ぐためのメカニズムが働いてしまったのです。80台だったら働かないのに。
それからラボに行って採血してもらった結果が、同じ84でした。動脈血ならさらに上がり続けていたのかも。でも、自分の測定器が大体ラボの測定値と同じとわかってよかったです。
とにかく、ローカーボと運動だけで少なくとも数値的には(フランスの基準ですが・・・この生活で行けば、A1cも次からはもっと下がるでしょう)普通になったというのは、ひとえにカステーラさん他みなさまとの出会いのおかげです。ありがとうございました。
検査チップ200枚を新たに処方してもらいました。
11月にパリで第12回DMサロン(見本市)が開かれます。入場も50にわたる講演をきくのも無料です。行ってきます。
いろいろ考えるところがあったので、そのうち、情報の伝達も含めてブログをはじめようと思いますので、またお知らせします。今度は私がどなたかの参考になる番になりたいです。
まやさん
3ヶ月で空腹時84、A1c6.1は立派です。さすがまやさん、知力の勝利ですね。きっとまだまだ下がりますよ。
> この3ヶ月ほど肉や油を食べたことは生涯になかったくらいなので
食事の脂質と血中脂質は無関係であることの生きた証明ですね。僕もいずれブログで取り上げようと思っていたですが、今年の2月に300を超えていた総コレステロールも今は220そこそこです。LDL(悪玉)も250から150に下がりました。まだ基準はやや超えていますが、医者はこれでいいと言ってます。低糖質食(=高脂肪食)は中性脂肪を下げるのはもちろん、悪玉コレステロールも大幅に下げるのは、多くの実例から間違いないと思います。
> いろいろ考えるところがあったので、そのうち、情報の伝達も含めてブログをはじめようと思います
ぜひお願いします。いまだに糖質60%もの高糖質食を糖尿病食として患者に押し付けている糖尿病学会の化石頭をぶち割るのは患者側からの鉄槌しかないと思ってます。まやさんのような知性派が味方に加わってくれたら、それこそ百人力です。期待してますね。
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