カーボカウントな日々

血糖値を上げるのは炭水化物(カーボ)です。炭水化物さえ摂らなければ血糖値はほとんど上がりません。 今、世界の糖尿病治療は、食事の炭水化物をコントロールするカーボカウンティングが主流となっています。

雑炊超特急

2007 - 06/23 [Sat] - 14:16

以前、ある方から「雑炊を食べたら血糖値が高くてビックリ」というコメントをいただきました。ということで追試験です。

粉末の雑炊の素にご飯120gと卵を入れました。推定カーボ量45gです。

zosui070623.jpg

で、血糖値の推移がこちら。

BG070623.jpg

そもそも食前の血糖値が131と高いです。朝起きてから1時間半ぐらい経ってました。この日は起床時の血糖値を測ってないのでわかりませんが、おそらく110~120ぐらいだと思います。

何にも食べてないのに、就寝前90台起床時110台起床後2時間130台というのは良くあることです。たぶん、インスリンの分泌が止まり、グルカゴンがじわじわと糖の新生を促しているのでしょう。

さて、食前に131だった血糖値は1時間後には157にまで上がりました。満を持していたインスリンが、炭水化物の到来とともに一気に出動したのでしょう。カーボ45gをこの程度で抑えたというのは、良く頑張ったと思います。

ところが2時間後には87まで下がってしまいました。急激に上がったグルコースに、インスリンの大量出動をかけたものの、意外と後が続かなかったという時のパターンです。以前、あんみつで実験したときの血糖値推移とよく似ています。

【栄太郎あんみつ・カーボ量75g】
anmitu.jpg

今回の実験で判ったことは2つ。

まず、水分をたっぷり含んだゆるゆるのご飯は、二糖類並みに吸収が早いということ。お粥や重湯が消化にいいというのはこういうことだったんですね。

もう一つ、これはあくまで推測ですが、起床後の血糖上昇がじわじわ上昇する現象(暁現象の延長かも)を防ぐためには、目覚めたらすぐ少量のカーボを摂って、インスリンの分泌を促してやるのもいいかもしれないということです。

たとえば、朝起きたらベッドの中でクッキー1・2枚(カーボ量10~20g)摂ることで、起床後2時間の血糖値はむしろ下がるんじゃないかという気もしてきました。こんど実験してみます。







 コメント

ありがとうございます

雑炊実験して下さったのですね~ありがとうございました。
私はもうお粥も雑炊も食べないのです。恐いから嫌。
朝食は主食のみでカーボを45g摂取しても(総量で60gかな?)
血糖値は85→135で済むのですが
昼食・夕食だと200を軽く越えます・・・
カステーラさんのおっしゃる理由が当てはまってるのかも。
なので先月行った負荷試験(もちろん午前中に行う)は白でした。
さぁ、もう医者は大丈夫ですと聞く耳持ちません。
もし午後に行ったら結果は違いますと言ってもダメでした。
こんな話もあるのですよ。事実です。
ホント、糖尿病患者は血糖測定器を持って身を守らねばと痛感したのです。
カステーラさんとYCATさんがお話しているのをみると
糖尿病患者として心強いです。
お時間をかけて色々と記事にして下さってありがとうございます。

メゾフォルテさん

ブドウ糖負荷試験をやったんですね。白ということは境界型でもなかったってことですか? 医者の「大丈夫」っていうのは、もう糖尿病は完治したとでもいいたいのでしょうか? おそらく、糖質制限でここまで耐糖能が回復した症例を見たことがないんでしょね。

でも、メゾフォルテさんもご存知のように、糖尿病に完治なんてありません。饅頭10個一気に食べても血糖値が140を超えなければ完治といってもいいでしょうが、我々はせいぜい2個が限界です。

そういう意味では、おっしゃる通り、血糖値測定器で自分を守っていくしかないですね。

あと、同じカーボ量でも朝食は上がりにくいというのは気づきませんでした。でも、理屈の上ではなんとなくうなづける点もあります。こんど実験してみますね。

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プロフィール

カステーラ

Author:カステーラ
東京都在住、61歳。
2007年2月、糖尿病発症。
現在、服薬なしでカーボカウンティングという食事療法を実践中。
「カーボカウントってなに?」という方は、まずこちらから。

ヘモグロビンA1c(体重・BMI)推移
2007年2月:9.3%(64kg・22.9)
2007年3月:7.5%(62kg・22.2)
2007年4月:6.0%(60kg・21.5)
2007年5月:5.3%(58kg・20.8)
2007年6月:4.8%(57kg・20.4)
2007年7月:5.1%(57kg・20.4)
2007年8月:4.8%(57kg・20.4)
2007年9月:5.0%(58kg・20.8)
2007年10月:5.0%(57kg・20.4)
2008年1月:5.3%(56kg・20.1)
2008年5月:5.2%(56kg・20.1)
2008年7月:5.3%(55kg・19.7)
2008年10月:5.2%(58kg・20.8)
2009年1月:5.2%(58kg・20.8)
2010年7月:5.4%(58kg・20.8)





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