カーボカウントな日々

血糖値を上げるのは炭水化物(カーボ)です。炭水化物さえ摂らなければ血糖値はほとんど上がりません。 今、世界の糖尿病治療は、食事の炭水化物をコントロールするカーボカウンティングが主流となっています。

薬なんていらない(その2)

2007 - 06/15 [Fri] - 00:11

せっかくなので、さらに薬の話を続けます。

糖尿病の薬に「αグルコシダーゼ阻害薬」というのがあります。製品名ではグルコバイとかベイスンと呼ばれています。炭水化物の消化酵素に働きかけ、吸収を悪くすることで血糖値の上昇を抑えようという薬です。私はこれほど糖尿病患者をバカにした薬もないと思っています。

解りやすくいえば、10食べた炭水化物を8しか食べなかったことにしようという薬です。だったら最初から8だけ食べておけばいいじゃないですか。残りの2を脂質やたんぱく質で補っておけばいいじゃないですか。それじゃだめな理由でもあるのですか?

私の知り合いでもけっこうこの薬を処方されている人は多いですが、決して安全な薬ではないです。これまで副作用による劇症肝炎で5人の死亡が確認されています。ご飯の量をちょっと少なくすれば済む薬で、命を落としてしまってはたまりません。

実はこの薬、痩せる効果もあるということですが、これってまさに炭水化物制限の効果そのものですよね。





 コメント

 血糖を管理する日々の管理人YCATです。リンクありがとうございます。継続されるかどうか様子を見ていたのですが、貴重な記述も増えてきたので、当方でもリンクさせていただきます。紹介文が気に入らなかったらメールをください。アドレスは、探せば見つかるのですが、別途コメントします。
 糖代謝異常(に限らないけど)は、患者が主役です。カーボカウントは、わかる気がある人には、最強の食事管理法です。そのうち書くことがなくなってきて、更新意欲が減退すると思いますが、そんな方たちのために、ぼちぼち続けましょう。

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>解りやすくいえば、10食べた炭水化物を8しか
>食べなかったことにしようという薬です

 わかりやすいズバリ! の表現ですね。<吸収遅延>とか<血糖値上昇を抑える>じゃピンと来ないところがあります。
 中性脂肪を抑えるなどなど、特定保健食品が流行になっていますが、劇的効果があるはずはなく、そんなものに金を使うくらいなら 「薬なら一発だ」ってのが著名専門医A先生の発言です。
 どうしてこうなるかといえば、8で我慢するどころか、12も20も食べたがるのが、糖代謝異常が起こる前の一般人だからです。(困ったことに、無自覚の糖尿病患者も)
 シーザーが言ったように、見たくないもの(薬害リスク、合併症)は、見えません。馬鹿にされているのか、自分から馬鹿になっているのか? 
 カーボは必要悪だと私は思っています。(甘味好きだから言うわけではありません)。カーボレスでも生きることはできますが、狩猟におわれその日暮しの生活ではアタマは使えません。澱粉を安定確保し、皮下脂肪の貯えができるようになってこその文明でしょう。 血糖自己測定創世記のDr.バーンスタインは、IDDMであるためインスリン投与が必須ですが、その量を減らすために、極力カーボ摂取を減らされています。修行僧なみの驚異的忍耐です。誰もができることではありません。
 食事管理は基本ですが、うまくQOL(生活の質)を維持できない時、各種薬効でその辺の調節をするのも選択肢でしょう。そして、医師(あなた)任せの時代から、血糖自己測定ができるようになった現在、自分の欲求と薬物のリスクをハカリにかけて、それを選択するのが患者の主体性。
 選択の自由があるのはすばらしいことです。ただし、それは自己責任になるってことでもあるわけで……その材料を提供できればとブログを作っています。

YCATさん

コメントありがとうございます。以前から密かなファンでした。本当はこちらから最初にご挨拶に伺わなくてはいけなかったのですが、先を越されてしまいました。もうしわけございません。

「10食べた炭水化物を8しか食べなかったことにしよう」というのは、遅延と減量は違うじゃないかと突っ込まれな気もしたのですが、遅延で血糖値のピークを下げるって事は、結果として減量と同じ効果かなと、あんな表現にしてみました。

「カーボは必要悪」、その通りだと思います。だからこそ、せっせとカウントしてメリットとデメリットのバランスをとってるんですものね。私は厳密なカーボ・カウントは本来は1型患者のもので、2型はカーボ・カウントというより、カーボ・コンシャスでいいと思うんです。「炭水化物が血糖を上げる」という事実をきっちり捉えて、ご飯を食べるときにちょっぴり後ろめたさを感じるだけでいいんじゃないかと。少なくとも肉や油に罪悪感を感じなくて済むというのは、精神的に随分楽です。交換表信奉者は何を食べても罪悪感ですから。

おっしゃる通り、グルコバイを飲む患者も、メカニズムが判ったうえで自ら選択するならなんの問題もないのです。「たらふく食べたご飯をちょっぴり減らしたことにしてくれる薬があるなら大歓迎」という患者だっていくらでもいるはずです。でも、多くの患者は炭水化物が血糖を上げる仕組みも、グルコバイが血糖を下げる仕組みも知らされないまま、「糖尿ですね。お薬出しておきましょう」ぐらいの乗りで、グルコバイを飲まされてるんですよね。 

医者は「少ない診療報酬で患者の教育なんかに時間をかけていられるか」といいます。だからこそ、患者は自分で勉強して理論武装しないといけないと思うんです。糖尿病って言うのは、患者自身が治療の主導権を持つことができる病気なわけですから。

すっかり長くなってしまいましたが、これからもどうぞよろしくお願いします。

本当に、今は情報が選択できるので、幸せですよね患者同士の情報も得られるし
私もベイスン二年半は、だらだら飲んでましたね、カロリーばかり気にしてたので効果なかったの当然ですよね炭水化物をことさら取らなくても、何にでも糖質は割りと含まれてますよね

アガサさん

今は海外も含めて最新の論文が自由に手に入る時代ですからね。お医者さんだってうかうかしてたら、素人の患者さんに論破されちゃいますよ。お医者さんにとっては恐い時代ですよね。(笑)

最初の頃の私もそうだったんだけど、カロリー制限→肉や油はもってのほか→炭水化物中心→高血糖という悪循環だけは、早く断ち切ってあげたいですよね。

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プロフィール

カステーラ

Author:カステーラ
東京都在住、61歳。
2007年2月、糖尿病発症。
現在、服薬なしでカーボカウンティングという食事療法を実践中。
「カーボカウントってなに?」という方は、まずこちらから。

ヘモグロビンA1c(体重・BMI)推移
2007年2月:9.3%(64kg・22.9)
2007年3月:7.5%(62kg・22.2)
2007年4月:6.0%(60kg・21.5)
2007年5月:5.3%(58kg・20.8)
2007年6月:4.8%(57kg・20.4)
2007年7月:5.1%(57kg・20.4)
2007年8月:4.8%(57kg・20.4)
2007年9月:5.0%(58kg・20.8)
2007年10月:5.0%(57kg・20.4)
2008年1月:5.3%(56kg・20.1)
2008年5月:5.2%(56kg・20.1)
2008年7月:5.3%(55kg・19.7)
2008年10月:5.2%(58kg・20.8)
2009年1月:5.2%(58kg・20.8)
2010年7月:5.4%(58kg・20.8)





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