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今日、月に1度の定期検診に行ってきました。ヘモグロビンA1cの値がついに4.8%になりました。空腹時血糖値も95mg/dlですから、もうこれで誰も血液検査の数値から、私が糖尿病であることを見破れません。
薬にまったく頼ることなく、ここまで糖尿病が改善できたのは、カーボカウンティングという炭水化物制限食のおかげです。もし私が食品交換表通りの高炭水化物食を続けていたら、今でもきっとアマリールを飲みながら、下がらない血糖値に悩まされていたでしょう。
日本のほとんどのお医者さんは、糖尿病患者に対しカロリー比60%もの高炭水化物食を指示します。あるお医者さんは炭水化物を控えると耐糖能が低下するといい、あるお医者さんは炭水化物を控えると太るといいます。また、あるお医者さんは炭水化物を控えるとイライラするといい、あるお医者さんは高炭水化物食は日本の伝統だから、それを変えることはできないといいます。
そういうお医者さんたちは、私の結果をどう説明するのでしょう。絶対いけないはずの低炭水化物食で糖尿病が改善したのは、私の特異体質によるとでもいうのでしょうか?
糖尿病になっていろんなことを勉強して、ひとつ分かったことがあります。それは、日本の医療というのは「今までのやり方を変える」ことに非常に時間がかかるということです。
記憶に鮮明なのは薬害エイズ事件です。アメリカではとうに禁止になっていた非加熱製剤を使い続けることで、日本の医療は多くの血友病患者の命を奪いました。日本ではアメリカに遅れること2年4か月で、ようやく加熱製剤が認可されたのです。
さらに、薬害ヤコブ病なんてのもありました。脳外科手術の硬膜移植によってヤコブ病を発症することを受けて、アメリカでは1987年に使用禁止になったヒト乾燥硬膜。日本ではその後10年間も使われ続け、やはり多くの命が失われていきました。
今、アメリカでもヨーロッパでも、糖尿病患者には当たり前のこととして炭水化物の制限が行われています。プドウ糖の代謝に異常をきたすのが糖尿病なのですから、その元となる炭水化物を制限するのは当たり前のことなのに、日本だけがなぜなぜ旧態依然の食事療法を取り続けるのでしょう? この事態を見るにつけ、私はどうしても過去の薬害エイズや薬害ヤコブ病を連想せずにはいられません。
食後の高血糖が悪いと分かっていながら高炭水化物食を指示するのは「静かな殺人」であると言ったお医者さんがいましたが、私もまったく同感です。正しいとされる医療は時代とともに変わります。昨日までのやり方を今日から変える勇気を、どうか日本のお医者さんも持って欲しいと思います。
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