カーボカウントな日々

血糖値を上げるのは炭水化物(カーボ)です。炭水化物さえ摂らなければ血糖値はほとんど上がりません。 今、世界の糖尿病治療は、食事の炭水化物をコントロールするカーボカウンティングが主流となっています。

オバマ大統領と糖尿病

2009 - 03/11 [Wed] - 18:13

ここ数日のニュースによると、アメリカのオバマ米大統領はヒト胚性幹細胞(ES細胞)研究助成解禁の大統領令に署名したそうです。

ES細胞とは、人のどんな細胞にもなりうる細胞のことで、通常、受精卵から得られます。この研究開発が生命の倫理に反するということで、共和党のブッシュ大統領は反対してきたのですが、民主党のオバマ大統領は、逆にアメリカの国益に合致すると判断したのでしょう。

ES細胞はどんな細胞にもなりうるのですから、当然、インスリンを分泌する膵臓のβ細胞を作り出すことも可能です。これによって、糖尿病の完治も夢ではなくなるわけですから、私たち糖尿病患者の期待も膨らむばかりです。

マウスレベルの実験では、人の幹細胞を糖尿病のマウスに注入したところ、インスリンの分泌能が回復しただけでなく、障害をきたしていた腎臓の機能も回復したそうです。注入されたのはヒト幹細胞ですが、もちろん分泌されるようになったのはマウスのインスリンです。
http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&task=view&id=537

ただし、このうような方法でβ細胞が回復し、耐糖能もまったく正常になったとしても、昔のような運動不足と過食を繰り返せば、再びβ細胞はダメージを受け、いつか来た糖尿病への道を再び歩むことになるわけです。

たとえ将来的に、糖尿病が完治するようになったとしても、どの道、清く正しい生活は続けなくてはいけないということですね。





 コメント

いつも拝見しております

はじめましてはちと申します。いつも拝見させていただいております。
血糖試験など興味深く、参考にさせていただきカーボカウントをしていますが
思ったようにいかず書き込みさせていただきました。

食後高血糖が心配になり病院に行き現在ヘモグロビンA1c:4.9% 空腹時95で、
正常と言われたのですが、やはり食後1時間は特に高く、子供茶碗半分ご飯に
少量ビーフシチューで一時間160超えたりします。うどん半玉で一時間200超え
ですが、カロリーが足りていないらしく中性脂肪も低すぎなんだそうです。
食事の間隔をあけると少量の食事でも高くなりがちだったりします。

しかし糖尿ではないので食べてくださいよ、と言われても時々起こる低血糖や
すぐにお腹が空いてしまう食欲なんかを考えると、やはりこのまま糖尿になる
可能性は高いのかなと不安になり迷います。
以前は朝でも血糖値は80前後まで下がっていたのになぜか90を
超えるようになりました。

正常な方は4.5%くらいだと以前の書き込みで見ました。やはりそこを
目指すべきなんでしょうか?
ただこれ以上痩せると(現在156cm42kg現在31歳です)辛いしやはり運動に
なるのですが、少しの糖で過敏に反応してすぐに上がってしまう今の状態の時は
糖質は全てカットして一時膵臓を休ませるべきでしょうか?

質問ばかりになってしまってすみませんっ!

はちさん

初めまして。
コメントありがとうございます。

ヘモグロビンA1cが4.8%、空腹時血糖値が95、で食後一瞬だけ200を越える。
こういう人って、けっこう多いんだと思います。

たぶん、ほとんどのお医者さんは、「まったく何の異常もありません」というと思いますが、食後高血糖があるかもしれないという認識がないのでしょうね。そのそも、お医者さんというのは何か起こらないと(病名がつかないと)、特に何かの処置をするということはありませんから。

私自身の考えでは、本当に何の問題もないA1c値は4.5%であり、5%に近い値がでるということは、何らかの耐糖能の異常が現れているんだと思います。私が糖尿病の宣告を受け、かなり厳格に糖質制限をしていたときも、A1cは4.8%まで下がりましたが、それでもざるそば1杯で血糖値は軽く200を超えていました。

私も痩せ過ぎがいやでその後糖質量は増やしましたが、そのせいもあってか、A1cは5.2%まで行きましたが、食後の高血糖は少なくなったような気がします。

はちさんの場合、グルコバイやベイスンのような糖の吸収を抑える薬はまったく必要ありませんが、繊維質を多く摂るとか、脂肪やタンパク質と一緒に摂るとか、こまめに分けて食べるとか、そういうことで、糖質を減らさずに食後の高血糖を抑えるような食事を心がけたらいいのではないでしょうか?

私の場合ですが、80gの糖質を一気に食べたら血糖値は200を超えますが、20gずつ1時間おきにだらだらと4回に分けて食べると、血糖値は140を超えません。

糖質を一切カットしてしまうのは、血糖値は上がらないし、A1cも下がるのですが、耐糖能も悪くなるので、ちょっとした糖質の摂取でビックリするくらい血糖値が上がったりします。


オバマ大統領、、、もっとがんばってほしいですね。
嬉しいですね。
最近、アレルギーと花粉がひどくてほんと嫌になっちゃいます。
なので、抗アレルギー剤(ヒスタミン)を飲んでるのですが、大丈夫かな、、と。
確か、ステロイド系は血糖影響を与えると見たことがあるんですが、アレルギー薬の同じ部類に入っているかも。。と。
みなさんはどうされてるのでしょうか。

ありがとうございます

お返事ありがとうございます!自分の耐糖能の異常ってなんだかなかなか納得
できなくて極端な方向に進んでいたように思います。

糖質を一切取らない方法をしようかと思ってたんですが耐糖能って悪くなるんですね。
ずっと糖質カットをして雀の涙程度の食事だったんですが数ヶ月間普通の生活に
戻してみたんですが、その頃から前より起床時の数値が悪くなったように思います。
今日も悩んで悩んでご飯3口だったんですが、確かに上がらないけど、歩くのも
だるかったです。なにより厳しすぎて一生続ける前に栄養失調で死にそうです…
今はまだ糖尿ではないみたいですし、こんな生活より分けて食事を取って、
運動しながらちょびっとずつ食いみたいなのがもしかしたら合ってるのかも
しれません。
とにかく高血糖の回数を減らす事が今は大事なのかもしれないなーと思いました。
糖尿になる事が避けられない体だったとしても、なった時に後悔しないよう
今から出来る事をどんどんやろうと思います。

>ちょっとした糖質の摂取でビックリするくらい血糖値が上がったりします。
今まさにこの状態です!ほんと少しの食べ物で過剰反応します。
でも体の必要分が足りていないので自然な反応なのかもしれませんね…

運動しつつ糖質は分けて量は減らさず、というのをやってみようと思います。
有り難うございました。

松子さん

ステロイドで糖尿病を発症するケースは多いみたいですね。ただし、抗ヒスタミンはステロイドとは違うみたいなので、それが原因で糖尿病に悪影響があるかどうかは判りません。

心配なら、お医者さんか、薬局の薬剤師さんに聞いてみるといいと思います。

政権交代があると、いろんな変化がありますね。日本はどうなるんでしょう。

はちさん

厳格な糖質制限をすると、耐糖能が悪化するという説と、耐糖能は改善するという説があります。江部先生は後者です。

そもそも、耐糖能というのは一定の量の糖質を摂ったとき、血糖の上昇をどの程度に抑え込むことができるかという能力なわけですが、そういう意味では、しばらく糖質をまったく摂らずにいると、ある日突然糖質を摂ったとき、ビックリするくらい血糖値は上がります。

ブドウ糖負荷試験という検査があるのですか、この検査も、検査前の数日間はある程度以上の糖質を摂るように指示されるはずです。でないと、ものすごい高血糖になって、正しい診断結果が出ないからです。

しかし、江部先生もおっしゃるように、長期間糖質制限をして膵臓を休ませると、耐糖能が改善するというのはあるのかもしれません。

私の場合は、糖尿病発症後の半年間はかなり厳格な糖質制限をしましたが、その後、糖質は徐々に増やしています。糖尿病発覚直後は、糖質1gで血糖値はしっかり3mg/dl上がりましたが、今はぜいぜい、0.5~1.5mg/dl程度です。

A1cが10%前後の重症期は徹底した糖質制限を、6%台にまで下がったら、血糖値と相談しながら、ある程度の糖質を摂ったほうがいいと、私は思うのですが。

始めまして 質問させてください

先日.突然の事故で救急車で運ばれ血液検査と尿検査.その他の検査も受けました その後.検査を内容を見たら.ヘモグロビンA1Cが5.0で空腹時が91でした 朝は6時過ぎにパンとバナナを食べてまして事故は7時50分でした.ブログの中で4.5以上は問題があると言うお話を見て悩んでおります 父親や糖尿病で自分自身も気にはしていましたが 今は31才で身長155の体重が49です まだ足の骨が折れて居る事もありますが今.何をしたら良いのか全く分からなくて 私に教えていただけませんでしょうか…事故に加えて悩んでおります 突然の質問本当にすみません

ニャンコさん

事故にあわれたとのこと、大変でしたね。

私は、完璧な耐糖能を持ち合わせている人のA1cは、だいたい4.5%ぐらいになるんだと思っています。それが、5.0%ということは、もしかしたら食後、140を超えるような高血糖が起こっているのかもしれません。

誤解しないで欲しいのは、4.5%をちょっとでも超えたからといって、ただちに異常というわけではないということです。

たとえば、視力の場合、完璧な数値は1.5だと思うのです。それが、1.0だったからといって、異常かといえばそんなことはありません。0.7以下にまで落ちると、免許の更新が受けられないので、メガネなどによる矯正が必要になってきます。

ですから、A1cの5.8%が視力の0.7にあたるのかなと私は思っています。10%を超えたら、これはもう0.1以下ですね。(笑)

ニャンコさんの場合、5.0%ですから、視力でいったら1.0くらいだと思います。今のところ日常生活には何の支障もないとしても、いずれはもっと悪くなっていく可能性はあるかもしれません。特にお父さんが糖尿病だと言うことでしたら。

どうしても心配でしたら、今から血糖測定器をひとつお求めになるのもいいかもしれません。もし、お父さんがお持ちなら借りてもいいですね。で、時々、食後1時間とか2時間の血糖値を測るのです。

ニャンコさんの場合、痩せ型ですから、インスリン抵抗性ではなくインスリンの分泌の遅れが問題なのだと思います。この場合、従来のカロリー制限食ではどうにもなりません。まずは炭水化物の量を控えめにすること。脂質やタンパク質、食物繊維を一緒にとって、炭水化物の吸収を遅らせること。そして、足が治ったら運動習慣を持って筋肉量を増やすことだと思います。

まずは、食後の高血糖が無いかどうかを調べてみることですね。糖尿病体質はあったとしても、一生発病させない方法はありますので、どうか安心してください。

お返事ありがとうございました

いきなりの質問だったのに.丁寧に教えていただきまして本当にありがとうございました。普段の生活に心の中では気にはしていても.全く行動が伴って無かった気がします。日々.パンやお煎餅.バナナ.赤ワインなど糖質や炭水化物ばかり食べていました。 父は私が物心ついた時には糖尿病で.父なりの決め事なのか.私達に毎回「これは甘い??」や「ごはんが多かったな」や「歩いてくるわ」と良く言っていました 父は今は68才でA1C5.8との事でした 他の人には聞けずに何が何だか.調べれば調べる程分からなくなってしまい.誰に聞くのが正しいのか分から全く分からなくて…でもカステ-ラさんのサイトをよく見て.教えていただいた事を実践してみたいと思います。足が治って歩ける様になったら.運動も再開します。もっと早くにカステ-ラさんのサイトを拝見したら.良かったなと思います。ご指導.本当にありがとうございました。

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プロフィール

カステーラ

Author:カステーラ
東京都在住、61歳。
2007年2月、糖尿病発症。
現在、服薬なしでカーボカウンティングという食事療法を実践中。
「カーボカウントってなに?」という方は、まずこちらから。

ヘモグロビンA1c(体重・BMI)推移
2007年2月:9.3%(64kg・22.9)
2007年3月:7.5%(62kg・22.2)
2007年4月:6.0%(60kg・21.5)
2007年5月:5.3%(58kg・20.8)
2007年6月:4.8%(57kg・20.4)
2007年7月:5.1%(57kg・20.4)
2007年8月:4.8%(57kg・20.4)
2007年9月:5.0%(58kg・20.8)
2007年10月:5.0%(57kg・20.4)
2008年1月:5.3%(56kg・20.1)
2008年5月:5.2%(56kg・20.1)
2008年7月:5.3%(55kg・19.7)
2008年10月:5.2%(58kg・20.8)
2009年1月:5.2%(58kg・20.8)
2010年7月:5.4%(58kg・20.8)





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やはり2型糖尿病患者であるお医者さんの書いた本。炭水化物が血糖値に及ぼす影響を理論的にわかりやすく解説してくれています。


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カーボカウンティングの本場、アメリカの糖尿病協会から出版されたガイドブック。カーボカウントのすべてがこれ一冊で分かります。


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アメリカの2型糖尿病患者が書いた本。糖尿病の主治医は自分であるという発想がいかにもアメリカ的。カーボカウントと血糖自己測定を基本とした最強の患者学が語られています。