カーボカウントな日々

血糖値を上げるのは炭水化物(カーボ)です。炭水化物さえ摂らなければ血糖値はほとんど上がりません。 今、世界の糖尿病治療は、食事の炭水化物をコントロールするカーボカウンティングが主流となっています。

アトキンスダイエットの効果

2009 - 01/08 [Thu] - 17:08

久しぶりにアメリカ糖尿病協会(ADA)のサイトからの引用です。

低炭水化物ダイエットは2型糖尿病を改善する

アトキンス式ダイエットなどで知られる低炭水化物食は、肥満のある2型糖尿病患者の血糖値を改善するとの研究結果が明らかになった。

医学雑誌の「Nutrition and Metabolism」によると、この食事療法によって薬の減量や離脱に至った患者も多いという。

炭水化物の制限は糖尿病食において最も重要なポイントである。炭水化物を極端に制限すると、体はタンパク質をエネルギー源とし、それによってケトン体が産生されるために、ケトン体ダイエットと呼ばれる。もう一つの方法は、血糖値の上昇が緩やかな低GI食品を用いた、カロリー制限食である。

デューク大学メディカルセンターのエリック・ウェストマン博士の研究グループは、これら二つの食事法の効果を比較した。被験者となった84名は肥満のある2型糖尿病患者。患者らは「1日20g以下の低炭水化物食」と「低GIによるカロリー制限食」の2つのグループにランダムに振り分けられ、24週(約6か月)にわたって実験が行われた。低炭水化物グループにはカロリー制限はない。

低炭水化物食グループは、血糖値の長期コントロールを示すヘモグロビンA1c値において、カロリー制限グループより大きな改善が見られた。

低炭水化物グループは、体重の減少と善玉のHDLコレステロールの増加においても、改善効果が高かった。

また、低炭水化物グループでは95.2%が薬の減量や離脱ができたのに対して、カロリー制限グループでは62.1%であった。

低炭水化物食による生活様式の改善は、2型糖尿病の改善に効果がある、と研究グループは結論付けている。

比較表



アメリカあたりでは、糖尿病患者が炭水化物の量をコントロールするというのは、もはや議論の余地のない大前提であり、そのコントロールをどういう方法でどの程度までやるか、というところに論点が移っているような気がします。

炭水化物のコントロール法の一つは、食品のGI値に気をつけながら全体にカロリーを控えるというもの。もう一つはカロリーのことは考えずに、炭水化物だけをできるだけ控えるというもの。今回はこの二つの方法を比較したもののようです。

この実験で行われた低炭水化物食は1日20g以下というかなり極端な炭水化物制限です。また、カロリー制限は体重の維持に必要なカロリーより500kcal低い値に設定したようです。私自身に当てはまると1日1300~1500kcalといったところでしょうか。

1日20gのカーボか、1日1300kcalのカロリーか。どっちも辛いところですが、これはあくまで体重を落とし、血糖値も改善しようという食事法。半年間、これでしのいで体重と血糖値が安定したら、1日1800kcal、カーボ150g程度のゆるゆる食事制限で大丈夫です。あくまで私の場合ですが。

アメリカ糖尿病協会の記事
Nutrition and Metabolismの記事






 コメント

カステラさん こんにちは
例の台湾掲示板のことですが、カーボカウントで薬なしでコントロールできるかというテーマから、
痩せている私の方が薬を飲んでもっと炭水化物を取るべきという話題に集中してしまいました。
カステラさんの素晴らしい体験談には申し訳ないです。
昨日この記事はその掲示板に転載済みです。
まだ台湾と中国ではカーボカウントが浸透していないようです。(日本もそうですね)
痩せている私がカーボカウントを言っても説得力が足りません(^^;;
向こうでは、やはり糖尿病でも50%~60%の炭水化物は普通のようです。
色々言われると薬なしでやってきた私の心はいつもより激しく動揺しています(笑)
ちなみに今は外食の時だけグルファストを飲んでいます。
hui

あけましておめでとうございます。

mixiの例のコミュニティで、この話をすると「荒らし」扱いされるのには驚きました。それが患者側なのですから…良くなりたいと思うのが普通なんですけどね。

私はカステーラさんのブログに大変助けられ、正常のレベルまで回復しました。

今年もよろしくお願いします。

ご無沙汰しています…。

>1日1800kcal、カーボ150g程度のゆるゆる食事制限

そのあたりが理想形ですね。
私の場合は、カーボ、せいぜい100g程度ですが…。

>アメリカあたりでは、糖尿病患者が炭水化物の量をコントロールするというのは、もはや議論の余地のない大前提であり、そのコントロールをどういう方法でどの程度までやるか、というところに論点が移っているような気がします。

なぜ、日本ではそうならないのか…不思議ですね。

カーボカウントや糖質制限に対する反論は、糖質を限りなくゼロにすることを前提としているように思います。

オールオアナッシングの極論なんですよね。

ある時は正常人にだけ通用する論点、ある時は、極端に糖尿人に偏った論点…、これが特徴です。

全く、論理的でないと思います。

その典型が、現在の糖尿病に対する栄養指導ではないかと思います。

それは兎も角…、今年も宜しくお願い致します。








カステーラさん
回答ありがとぅござぃます
スタートキットのオススメ教えてくださってぁりがとぅござぃます早速見てみます☆

huiさん

中国語が分からないので、掲示板での話の流れはつかめませんが、そういう議論になっているのですね。

痩せた糖尿病患者の血糖コントロールにこそ、カーボカウントがふさわしいと私は思っています。太った(減量が必要な)糖尿病患者は、カロリー制限でとにかく痩せれば、それだけで血糖値は下がります。しかし、これ以上痩せるわけにはいかないような糖尿病患者は、炭水化物を制限することでしか、血糖をコントロールする術はありません。


ただ、痩せた患者は薬を使っても炭水化物を摂るべきというのも理屈としては分かります。東洋、とくに台湾あたりでは痩せているのは貧相でみっともない、という考えが未だにあるのではないでしょうか? 私も状況が許すなら(薬は使いたくないので)インスリン注射で、炭水化物を好きなだけ食べ、あるていどふっくらとした体格になりたいという気持ちはあります。

ただ、体格の問題だけではなく、グルコーススパイクを起こさないという意味でも、炭水化物のコントロールは必要なんですが。

みうパパさん

例のコミュですよね。

あそこは管理人が徹底した反カーボカウント派なので、ちょっとでもそういう話になると必ず指導が入ります。

ある食品会社にお勤めなので、米を基本とした日本の食文化が崩れることに危機感を感じているのかも知れませんが、どうあがいてもカーボカウントという流れを止めることはできないんですけどね。

実際、このやり方で多くの糖尿病患者が改善しているわけですから、少なくとも議論だけはすべきだと思うんですが、その議論さえも許さないところがまた日本的なのかもしれません。

shoさん

私は以前から言っているように、カーボカウントと糖質制限ははっきり分けて考えるべきだと思っています。

江部先生や釜池先生の糖質制限食は、糖質ゼロを目指しているようなところがありますが、カーボカウントは糖質はあくまで必要なもので、それを自分の体と相談しながらコントロールしようというものです。

糖質ゼロの理論も私は完全に否定はしませんが、やはり無理があると思います。普通の人はなかなか実践できるものではありません。この「カーボカウント=極端な糖質制限」という間違った考え方が、日本のカーボカウントの普及を妨げている一面もあるような気がしてなりません。

食事の優先順位をカロリー制限からカーボ制限にシフトするだけで、患者の負担も減り、血糖のコントロールも良くなると思うのですが、なぜそんな簡単な事が日本の医療はできないのでしょうかね。

カステーラさん 測定器カステーラさんと同じにしようと思います
カステーラさん またまた質問なのですが、予備軍から正常にもどり、これを維持するためにも、ベスト体重目標に日々頑張ってますが 最近少し貧血みたいなフラ~っとする事がたまにぁるんです。食事の時間が近づくにつれ若干の空腹はぁりますが、お腹が空きすぎて手が震えるとかはぁりません(´・ω・`;)ですが これも低血糖なのでしょうか? 血圧は、117/67なので低血圧ではなぃです(´・ω・`)
ちなみに食事ゎ、
朝は→オールブラン・ヨーグルト・バナナ・アーモンド
昼は→肉or魚 野菜炒め・何もつけなぃふすま入り玄米食パン・味噌汁・チーズ
夜は→豆腐やキノコやコンニャクや野菜鍋
(間食をしない分、主食は好きなオールブランとパンにしてるので、麺類や米類や揚げ物は食べませんが、たまに外食やカロリーアイスや甘いものもまれに食べます)が 大体家での食事はこんな感じになっちゃってます

血糖測定器はおそろになりそうですね。血液量とか測定時間とかチップの安さとか、トータルにバランスが取れた機械だとおもいますよ。

ふらつきの件ですが、どうやら低血糖とかではなさそうですね。まあ、念のため、血糖測定器が手に入ったら測ってみるといいと思いますが。
もしかしたらダイエットの栄養不足による貧血かもしれませんし、体重が減ったことで自律神経のバランスが一時的に崩れたのかもしれません。もし気になるようだったら、一度お医者さんに診てもらったほうがいいですね。

食事のバランスは非常にいいと思います。炭水化物はどれもGIが低そうですし、夜は主食をとってないようだし。私も見習わないといけないですね。

オソロです☆[e:455][e:420]

カステーラさんにそぅ言ってもらぇると嬉しいです☆

栄養がかたよっちゃってるんですかね(´・ω・`;)
これから先 体重をベスト体重にするを前提にリバウンドしなぃよう もぅちょっと色々取り入れて様子みながら頑張って見ます☆

ちなみに、近々 沖縄旅行なので 主食の量を気おつけ 久々に少し羽目をはずしちゃぉうと計画中ですッッ☆(о>ω<о)ノ

☆さん

栄養のバランスというよりは、急に体重が落ちたことで、体がビックリしてるんじゃないでしょうか。
あと、大事なのは運動の習慣ね。

沖縄、いいなぁ。

そぅですか
確かに、4ヶ月で約20キロ近く減量したのででも、ベスト体重までもぅすぐです☆

運動も、出来ない時もまれにぁりますが、 毎日1時間近くのウォーキングをしてるので これから先も継続できるょう無理せず頑張りますッ

☆さん

4ヶ月で20kgですか!!
それはすごーい!!!
これもローカーボ効果ですね。
どこかのダイエット商品やエステと手を組めば、お金もかせげたかも。(笑)

運動も毎日1時間歩いていれば十分です。
リバウンドしないように、良質なタンパク質を摂りながら
筋肉を増やすような運動をするともっといいかもしれませんね。

それにしても20kgも減量すると、周りの目も違ってくるでしょう?


コメントの投稿





管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://castela.blog104.fc2.com/tb.php/107-26da461e

 | HOME | 

プロフィール

カステーラ

Author:カステーラ
東京都在住、61歳。
2007年2月、糖尿病発症。
現在、服薬なしでカーボカウンティングという食事療法を実践中。
「カーボカウントってなに?」という方は、まずこちらから。

ヘモグロビンA1c(体重・BMI)推移
2007年2月:9.3%(64kg・22.9)
2007年3月:7.5%(62kg・22.2)
2007年4月:6.0%(60kg・21.5)
2007年5月:5.3%(58kg・20.8)
2007年6月:4.8%(57kg・20.4)
2007年7月:5.1%(57kg・20.4)
2007年8月:4.8%(57kg・20.4)
2007年9月:5.0%(58kg・20.8)
2007年10月:5.0%(57kg・20.4)
2008年1月:5.3%(56kg・20.1)
2008年5月:5.2%(56kg・20.1)
2008年7月:5.3%(55kg・19.7)
2008年10月:5.2%(58kg・20.8)
2009年1月:5.2%(58kg・20.8)
2010年7月:5.4%(58kg・20.8)





人気の糖尿ブログは
こちらに揃っています。
     ↓
人気ブログランキングへ
にほんブログ村 病気ブログ 生活習慣病(成人病)へ

管理者ページ

QRコード

QR

最近の記事


▼全ての記事を表示する

最近のコメント

カテゴリ

月別アーカイブ

関連サイト・ブログ

ブログ内検索

RSSフィード

おすすめ書籍

●カーボカウンティング実践ガイド
日本人の医師と栄養士と患者が書いた、“初の”と言っていい真のカーボカウンティングガイド。どちらかというとプロ、マニア向け。


●低糖質食の威力
やはり糖尿病を発症したお医者さんの書いた本。なぜ糖尿病になった医師はみな、学会のガイドラインを無視してローカーボに走るのでしょうか?


●糖質ゼロの食事術
炭水化物(糖質)はほとんど摂らないというお医者さんの本。この程度の糖質量でも立派に生きていけるという意味では貴重な実録(?)。


●糖尿病専門医にまかせなさい
日本では数少ない、カーボカウントを推奨する糖尿病専門医の本。我々カーボカウンターの心の支えとなる一冊です。


●主食を抜けば糖尿病は良くなる 実践編
やはり2型糖尿病患者であるお医者さんの書いた本。炭水化物が血糖値に及ぼす影響を理論的にわかりやすく解説してくれています。


●毎日の食事のカロリーガイドブック
日常よく口にする食べ物のカロリーはもちろん、炭水化物量までが写真と共に明記された、カーボカウンター必携の一冊。


●カーボカウント完全ガイド
カーボカウンティングの本場、アメリカの糖尿病協会から出版されたガイドブック。カーボカウントのすべてがこれ一冊で分かります。


●わたしはこうして糖尿病患者を救っている
糖尿病で失明する患者を数多く診てきた眼科医が書いた本。高炭水化物食を平気で勧める日本の糖尿病医療を厳しく批判しています。


●糖尿病最初の1年
アメリカの2型糖尿病患者が書いた本。糖尿病の主治医は自分であるという発想がいかにもアメリカ的。カーボカウントと血糖自己測定を基本とした最強の患者学が語られています。