カーボカウントな日々

血糖値を上げるのは炭水化物(カーボ)です。炭水化物さえ摂らなければ血糖値はほとんど上がりません。 今、世界の糖尿病治療は、食事の炭水化物をコントロールするカーボカウンティングが主流となっています。

アトキンスバー

2016 - 02/03 [Wed] - 13:35

私の糖尿病が発覚したのは、ちょうど9年前の今頃でした。その後、すぐに糖質制限を始め、甘いものは一切絶っていたのですが、バレンタインにもらったチョコレートを、せっかくだからと2片ほど食べたところ、血糖値は一気に200を超えました。もう一生チョコレートは食べられないんだなぁと、深い悲しみに暮れたのを今もはっきりと覚えています。

その後、砂糖を使わないチョコレートが海外にあることを知り、時々取り寄せては、悲しみに暮れた心を癒していました。

先日、たまたまiHerbのサイトを見ていたら、懐かしいアトキンスバーを発見。思わずポチってしまいました。

atokin2.jpg

成分表をみると一個あたりの炭水化物は23gとあります。そのうち9gが食物繊維で、12gが糖アルコール。血糖値を上げる糖質はわずか2gという謳い文句ですが、この糖アルコールというのが曲者で、おそらくはマルチトールではないかと思われます。だとすると、半分くらいは血糖に影響するので、実際は糖質8gと考えたほうがよさそうです。

atkin1.jpg

今までいろんな種類のアトキンスバーを試してみましたが、私が一番好きなのは「チョコレート キャラメル ムースバー」。久しぶりに食べましたが、甘くてコクがあってめちゃめちゃ美味しいです。

atokin3.jpg

ということで、お約束の人体実験です。1個じゃほとんど血糖値も上がらなそうので、2個一度に食べての血糖測定です。
実質的な糖質は約16g。

食べて2時間の血糖推移はこれ。

アトキン推移

グラフにするとこうなります。

アトキンすグラフ

血糖値は20ほど上がりましたが、この程度では血管内皮を痛めつけることはなさそうです。

実験も無事終わって、めでたしめでたしと思っていたころ、お腹に異変が起こり始めました。小腸で吸収されなかった糖が大腸へ一気に押し寄せたので、腸内細菌は大喜び。大量のガスを発生させてくれました。まさに、マルチトールを大量に摂った時のお腹の反応です。

アトキンスバーは1本まで。2本以上食べたときは外出を控えた方がよさそうです。

黒糖は血糖値を上げないのか?

2016 - 02/09 [Tue] - 23:43

秘密結社ブドウ党というサイトがあります。ここの党首が境界型糖尿病ということで、さまざまな食品の食後血糖値を実測のうえ、余談とユーモアを交えながら記事にしてくれているのですが、最近の実験対象が黒糖でした。(こちらこちらにも関連記事があります)

黒糖は確かに砂糖みたいな精製糖ではないものの、強烈な甘さがあり、どう考えても血糖値は爆上がりしそうなものですが、ブドウ党党首の場合、2回の実験を重ねてもほとんど上がらない結果となりました。

偶然、我が家にも奄美大島のお土産でもらった黒砂糖が冷蔵庫の奥に眠っていたので、早速、追試験です。

黒糖1

方法はブドウ党党首と同じように30gをお湯に溶かして飲みました。

黒糖3



確かに甘いことは甘いのですが、雑味やコクもあって、わりと美味しくすんなりと飲めました。

黒糖4



で、血糖値の推移がこちら。

黒糖推移



糖質30gで80mg/dlの上昇ってのは、それなりに見事な上がりっぷり。さすが「糖」を名乗るだけのことはあります。しかも、30分後がピークで120分後は低血糖気味というもまさに「糖」の特徴そのものです。



ということで、私の場合、黒糖でもしっかり血糖値は上がるという結果になったのですが、どうせなら普通の砂糖での結果も調べてみようということで、翌々日、白砂糖30gでも血糖値を測ってみました。

砂糖1

結果はこちら。

砂糖推移


両者のデータをグラフにするとこんな感じです。
黒糖砂糖グラフ

砂糖の方が60分と120分で多少高くなっていますが、測定器の誤差の範囲ということで、どちらも同じような食後高血糖をもたらすと考えていいようです。


ということで今回の結論(あくまで私の場合)

一見純朴で人当たりのよさそうな黒糖だか、凶暴性という意味では白い悪魔の砂糖とほとんど変わりない。

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プロフィール

カステーラ

Author:カステーラ
東京都在住、61歳。
2007年2月、糖尿病発症。
現在、服薬なしでカーボカウンティングという食事療法を実践中。
「カーボカウントってなに?」という方は、まずこちらから。

ヘモグロビンA1c(体重・BMI)推移
2007年2月:9.3%(64kg・22.9)
2007年3月:7.5%(62kg・22.2)
2007年4月:6.0%(60kg・21.5)
2007年5月:5.3%(58kg・20.8)
2007年6月:4.8%(57kg・20.4)
2007年7月:5.1%(57kg・20.4)
2007年8月:4.8%(57kg・20.4)
2007年9月:5.0%(58kg・20.8)
2007年10月:5.0%(57kg・20.4)
2008年1月:5.3%(56kg・20.1)
2008年5月:5.2%(56kg・20.1)
2008年7月:5.3%(55kg・19.7)
2008年10月:5.2%(58kg・20.8)
2009年1月:5.2%(58kg・20.8)
2010年7月:5.4%(58kg・20.8)





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