新しい血糖測定器
去年の夏に買ったTrue Resultのチップがほとんどなくなったので、そろそろまた調達しようとebayをうろうろしていたら、NIPROの新しい機種に目が留まってしまいました。その名もTrue Mertix。
デザイン的にはResultとよく似ているのですが、マットな黒を装い、なんとなくスタイリッシュな感じです。調べてみると、測定方式もResultのGDH-PQQ方式とは違い、ブドウ糖以外の糖の影響を受けないGDH-FAD方式を採用しているとのこと。
チップもResultのものよりさらにシンプルな形状で、将来的にはこちらを主力に置いて、更なるコストダウンを図ろうという思惑も見え隠れしています。
もともとアメリカでは機械そのものはチップについてくるオマケみたいなもの。ものは試しと、迷わずクリックしてみました。
10日程でアメリカから届いた本体とチップ400枚。付属のコントロール液でチェックしたところ、基準とされる数値のちょうど真ん中あたりを表示してくれたので、性能面ではひとまず安心。
Resultの方と測り比べてみても、大体はそれほど大きな違いはないものの、時々びっくりするような高値をたたき出すことがあったり、原因不明のエラー表示が出たりと、安定性という意味ではResultの方が高いような気がします。
ただ、何となくの印象で語っても仕方ないので、今度、両者のきちんとした比較データをアップしてみたいと思います。
麦飯150gでOGTT
経済的な理由もあって、ランチは毎日、社員食堂の日替わり定食を食べています。ライス小盛りにすると150gのご飯が付いてきます。
トータルの糖質量は70g近いと思いますが、時々測る血糖値は140mg/dlを超えることはありません。常に立ちっぱなし、歩きっぱなし、時々力仕事という肉体労働が、糖を常に消費してくれているからだと思います。
仕事が終わった後の夕食も、100gほどの麦飯を食べることが多いです。麦に含まれる水溶性食物繊維のお陰もあってか、やはり血糖値はせいぜい140mg/dl程度です。
糖質(炭水化物)は単体で摂るよりも、脂肪やたんぱく質と一緒に摂ったほうが、血糖値の上昇は穏やかになるといわれています。
ならば、ご飯を単体で摂った時、血糖値はどうなるのか、NIPROの2つの血糖測定値の比較も兼ねて人体実験です。
西友のPBである「米粒麦」45gを2合の米と一緒に炊いた麦ご飯150gに塩をかけ、約10分で食べました。成分的には白米と五穀米のちょうど中間あたりかなということで、糖質量は50gとしておきます。
この塩だけのご飯、やたら美味しくて涙が出そうになりました。遠い日の母の塩むすびと記憶が重なったのかもしれません。

新しいTrue Metrix での測定結果がこれ。

今までのTrue Result の結果がこれ。

グラフにするとこんな感じです。

普段の食事ではまずありえない190超えにびっくりですね。
しかも普段の食事なら食後2時間もすれば血糖値もいい感じに下がっているのですが、今回の場合はまったくダメダメです。
休日でほとんど体を動かしていないせいもあるだろうし、体調的になにか問題があったのかもしれませんが、糖質単体摂取の怖さをまざまざと見せられた感じです。
測定器の評価としては、両者、ほぼ同じような結果になったので、血糖値の推移を把握するにはどちらも問題はなさそうです。
True Resultの場合、血糖値が低いときはより低く、血糖値が上がるとより高くなるらしい傾向は、こちらのサイトでなんとなく感じていたのですが、今回のMetrixとの比較でも、やはりそのような結果になっています。
ということは、Metrixのほうがより信頼性が高いようにも思えるのですが、前回の記事でも書いたように、時々びっくりするような高値を示すことがあります。実は今回の実験でも最初に測った60分値は258というどんでもない数値でした。これはありえないと測り直したら190という、まあまともな数値だったのでなんとか事なきを得ましたが。

ということで、今回の結論
麦飯といえども単体で食べたら血糖値は爆上げ
Metrixは基本的には優秀だが、時々悪い子になる
たま(11/22)
カステーラ(05/30)
painn(05/30)
DRNO(11/28)
ひろ(11/13)
もとよし(09/28)
カステーラ(05/31)
カステーラ(05/31)
カステーラ(05/31)
ゆみ(05/31)