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カーボカウントな日々

血糖値を上げるのは炭水化物(カーボ)です。炭水化物さえ摂らなければ血糖値はほとんど上がりません。 今、世界の糖尿病治療は、食事の炭水化物をコントロールするカーボカウンティングが主流となっています。

メトホルミンと空腹時血糖値

2015 - 11/29 [Sun] - 01:19

食後の血糖値は食事内容や運動である程度コントロールすることはできますが、朝の空腹時血糖値だけは、自分の意思ではどうにもできないと思っていました。

今のところ起床時の血糖値はだいたい95~120mg/dl。平均して110mg/dl程度なので、そう気にしてはいないのですが、理想を言えば常に2桁に収まっていて欲しいところ。

そんな折、FaceBookの糖質制限グループ内で、メトホルミンで起床時の血糖値が下がったという報告を見て、なんとなく自分でも実験してみたい衝動に駆られてしまいました。

糖尿病の名目では通院してない現在、かかりつけの病院でいきなりメトホルミンの処方をお願いしても無理なので、海外からの個人輸入代行を利用しました。

これまで何度か使ったことのあるオオサカ堂でメトホルミン(メルビン)を検索すると、いろんなジェネリック薬品が出てきますが、一番コスパのよさそうなこちらを選びました。

個人輸入とはいっても、アマゾンで物を買うのとまったく同じ手軽さです。注文して1週間足らずでシンガポールから商品は送られてきました。

とりあえず寝る前に1錠(500mg)を服用して、翌朝、起床時に血糖値を測定します。

5日間のデータがこれ

119・109・116・109・111/平均112.8

ちなみに、服用以前の5日間のデータがこれ

110・116・98・90・102/平均103.2

なんと、メトホルミンを服用すると、朝の血糖値が平均10mg/dl近く上昇するという、まったくもって不本意な結果となってしまいました。

しかも、服用期間中、180前後の血糖値を2度も経験しました。普通なら140程度で収まるような食事内容でです。メトホルミンが原因かどうかはわかりませんが、なんらかの作用をした可能性はあると思います。

さらに、メトホルミンを服用した翌朝は非常に目覚めが悪く、午前中いっぱい言いようのないダルさに悩まされました。メトホルミンの副作用に「倦怠感」というのもあったので、もしかしたらそれかもしれません。

いずれにしても、メトホルミンの服用でなにひとつ良いことはなかったということで、実験は中止です。

還暦を過ぎて、毎朝80台の血糖値を目指すと言うのは、白髪一本ないふさふさの髪や、腹筋の割れた逆三角形の体型を追求するのと同じぐらい、現実離れした高望みなのかもしれません。



オオサカ堂での商品の検索はこちらからどうぞ。


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プロフィール

カステーラ

Author:カステーラ
東京都在住、61歳。
2007年2月、糖尿病発症。
現在、服薬なしでカーボカウンティングという食事療法を実践中。
「カーボカウントってなに?」という方は、まずこちらから。

ヘモグロビンA1c(体重・BMI)推移
2007年2月:9.3%(64kg・22.9)
2007年3月:7.5%(62kg・22.2)
2007年4月:6.0%(60kg・21.5)
2007年5月:5.3%(58kg・20.8)
2007年6月:4.8%(57kg・20.4)
2007年7月:5.1%(57kg・20.4)
2007年8月:4.8%(57kg・20.4)
2007年9月:5.0%(58kg・20.8)
2007年10月:5.0%(57kg・20.4)
2008年1月:5.3%(56kg・20.1)
2008年5月:5.2%(56kg・20.1)
2008年7月:5.3%(55kg・19.7)
2008年10月:5.2%(58kg・20.8)
2009年1月:5.2%(58kg・20.8)
2010年7月:5.4%(58kg・20.8)





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