カーボカウントな日々

血糖値を上げるのは炭水化物(カーボ)です。炭水化物さえ摂らなければ血糖値はほとんど上がりません。 今、世界の糖尿病治療は、食事の炭水化物をコントロールするカーボカウンティングが主流となっています。

ローカーボ・パンケーキ【追記あり】

2008 - 12/09 [Tue] - 23:34

あるコミュニティでローカーボ・パンケーキミックスをいただけることになりました。アメリカ製で、1回4枚分のカーボ量がわずか6g。原料は小麦グルテンとコーンスターチとのことです。

焼き上がったのは直径15センチほどのパンケーキが3枚。森永あたりのホットケーキミックスと比べるとかなりズッシリ感があります。これは卵2個が効いてるのかも知れませんし、粉自体のタンパク質含有量が多いのかも知れません。以前、糖質制限ドットコムから取り寄せた大豆フィナンシェに似た感じです。

パンケーキ

パンケーキミックス自体の血糖値への影響を調べるため、今回はシロップをかけずに、バターのみで頂きました。パンケーキとして食べるとかなり味気ないのですが、朝食のパン代わりとしては十分いけると思います。3枚焼いて、とりあえず2枚食べようと思ったのですが、1枚半でギブアップしました。摂取カーボは3gということになります。

で、血糖値はこんな感じ。糖尿病食としては十分合格のレベルです。

血糖値推移

それにしてもアメリカには、ローカーボを謳った食品が実に豊富に出回っています。これはアメリカ糖尿病協会がカーボカウントを正式に有効な食事療法と認めているからだと思います。それに引き換え、日本の糖尿病学会はいまだにカロリー至上主義ですから。

【追記】

どうせなら普通のパンケーキとの比較をしてみようと、森永ホットケーキミックスによる血糖測定も行いました。

森永ホットケーキ

こちらの摂取カーボ量は約75g。なんと、ブドウ糖負荷試験の糖質量と一緒です。

血糖値の推移はこうなりました。

血糖値推移

ローカーボパンケーキミックスと森永ホットケーキミックスの血糖地変化をグラフにしたらこうなりました。

血糖値グラフ

その差は歴然と言う感じです。


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ローカーボパスタ

2008 - 12/24 [Wed] - 16:18

アメリカのローカーボ・フード・シリーズ、第2弾はDreamfieldsのスパゲッティです。

ドリームフィールズ

成分表に記載された炭水化物量は1人前(56g)当り41gですが、外箱の説明によると、特殊な方法で食物繊維と蛋白質をブレンドすることで、炭水化物の吸収を妨げるため、実際には約5gしか消化されないとあります。

1人前56gとありましたが、これはもしかしたら料理の付け合わせとして使ったりする場合の量かもしれません。スパゲティをスパゲティ料理として食べるにはあまりにも少ないと思ったので、実験は80gで行いました。

味付けは市販のタラコソースを使い、トータルカーボ量は約60g。ただし、実際に吸収される(とされる)カーボ量は8g程度と思われます。

ローカーボパスタ


味は普通のスパゲッティとまったく変わりません。ローカーボ製品にありがちな大豆臭やグルテン臭もなく、デュラムセモリナ独特の歯ごたえもしっかりありました。味覚、食感ともに完全に合格です。

で、問題の血糖値はこんな感じでした。

血糖値推移

カーボ量8gにしては結構上がるなという感じですが、食後90分で食前値を下回りました。普通、スパゲッティは血糖値の上昇は緩やかなものの、なかなか下がらないのですが、これはストンと上がってストンと下がる、スパゲティらしからぬ反応です。



比較のために、普通のスパゲティも80gで血糖値の推移を測ってみました。市販のペペロンチーニソースとあわせてカーボ量は約60gです。

普通のスパゲティ

血糖値の推移はこんな感じでした。

血糖値推移

ピークはそれほど高くはないものの、いつまでもだらだらと下がらないというのは、パスタやラーメン、カレーなどによく見られるパターンです。

二つのパスタの血糖値をグラフにしたのがこれ。

血糖値グラフ

ローカーボパスタの方が、明らかに血糖値への影響は少ないですが、メーカーの言うように、一食分5gしか吸収されないというのは、多少、オーバーかなという気がします。

しかし、味はまったく普通のパスタと変わりないので、多少なりとも血糖上昇が少ない分、糖尿病患者には非常に有難いのですが、問題は送料を含めると1箱かるく1000円を超えてしまうこと。アメリカではスーパーなどで2ドル45セント(220円ほど)だというのに。

折しも、日清からカップヌードルライトが発売になりました。ノンフライ麺による脂質カットに加え、麺に食物繊維を挟み込むことでどうやら糖質もカットしているようです。食品のローカボ化ってことに、日本の企業ももうちょっと真剣に取り組んでもいいのではないでしょうか。将来的な需要はぜったいにあるはずですから。


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プロフィール

カステーラ

Author:カステーラ
東京都在住、61歳。
2007年2月、糖尿病発症。
現在、服薬なしでカーボカウンティングという食事療法を実践中。
「カーボカウントってなに?」という方は、まずこちらから。

ヘモグロビンA1c(体重・BMI)推移
2007年2月:9.3%(64kg・22.9)
2007年3月:7.5%(62kg・22.2)
2007年4月:6.0%(60kg・21.5)
2007年5月:5.3%(58kg・20.8)
2007年6月:4.8%(57kg・20.4)
2007年7月:5.1%(57kg・20.4)
2007年8月:4.8%(57kg・20.4)
2007年9月:5.0%(58kg・20.8)
2007年10月:5.0%(57kg・20.4)
2008年1月:5.3%(56kg・20.1)
2008年5月:5.2%(56kg・20.1)
2008年7月:5.3%(55kg・19.7)
2008年10月:5.2%(58kg・20.8)
2009年1月:5.2%(58kg・20.8)
2010年7月:5.4%(58kg・20.8)





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