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杉本先生のブログを見ていたら面白い記事がありました。ある糖尿病の権威が「ヘモグロビンA1c5%前後の人が日常生活で200を超えるような高血糖になることはありえない」と主張したというのです。
私の直近のヘモグロビンA1cは5.3%ですが、1度の食事で炭水化物を80g摂ったら、血糖値は間違いなく200を超えます。1日1600kcalの患者が食品交換表に従った場合、1食あたりの炭水化物量はちょうど80gですから、普通の人にとってこれは日常そのものの量です。 その糖尿病の権威がこのブログを読んでいるとは思えませんが、もしかしたら同様の誤解をしている医療関係者がたまたまこれを見るかも知れないと思い、危険を承知で実験してみました。 カーボ80gの食事として選んだのは炭水化物食の王様、ラーメンライス。カップヌードル1食(カーボ45g)と白米100g(カーボ37g)あわせてカーボ約80gです。ちなみに総カロリーは532kcal。炭水化物62%、脂質28%、たんぱく質10%の割合です。 ![]() ![]() しかし、食品交換表に従うと、毎回これだけ大量のカーボを取らなくてはいけないということに、改めて驚きです。 で、これが血糖値の推移です。 ![]() 食後1時間で見事に200超え。1時間半経っても200のレベルは維持されていました。ところが2時間で突然110に。このあと一気に低血糖がやってくるかなと思ったのですが、自覚症状は現れませんでした。本当は3時間値も測ってみたかったのですが、外出により断念。 ついでに、食後2時間の時点で尿糖も調べてみましたが、これもばっちり陽性反応が出ました。(本来は30秒後の色を判定するのですが、写真を撮ったときは1分以上経過していたので色はかなり濃くなっています) ![]() 杉本先生のお考えは、「A1c5%前後の痩せ型糖尿病患者は、食後高血糖にそれほど神経質になる必要はない」ということのようです。「だから極端な糖質制限をしてまで食後血糖値を抑えることはない」と。 しかし、血糖値が急激に上がったときのモヤモヤ感と、それが急激に下がったあとにやってくる倦怠感は、絶対に体に良くないなって感じがするわけで、それを毎日3回繰り返そうという気にはとてもなれません。 さらに、この1日3回の高血糖が少しずつ膵臓を弱らせ、A1cを6%、7%と押し上げていくことは明らかです。私にとっては、まさにいつか来た道です。 「あなたの糖尿病はあなたのもの」 は杉本先生の弁ですが、だとしたら私はA1c5%台のうちに運動と食事で食後高血糖の芽をこまめに摘んでいこうと思います。それが投薬以外に残された唯一の選択肢なわけですから。 |
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ちょっと前、NHKの「クローズアップ現代」で糖尿病の特集をやってました。コントロールが良くないまま放置し、ひどい合併症に苦しむ糖尿病患者の実態を扱ったものです。
その番組を見て思ったのは、間違った知識がいかに糖尿病患者を苦しめているかということです。 たとえば、医者から「甘いものは月に1度だけ」と指示されたある女性患者は、食事制限を頑張っているといいながら、具のほとんどない焼うどんのようなものを食べていました。本人は「これぞ理想の糖尿病食」ぐらいに思っているのでしょうが、私の経験でいえば、ショートケーキ1個より、焼うどん1皿の方がはるかに血糖値は上がります。実際カロリーガイドブック もちろん、焼うどんの替わりに、毎日ショートケーキを食べるわけにはいきませんが、「甘いものは月に1度だけ」などという非人間的とも言える制約を与えておきながら、具のない焼うどんは野放しという医師の神経を疑ってしまいます。 私も最初の頃はそうだったのですが、カロリーを抑えろといわれると、どうしても脂質やたんぱく質を控え、炭水化物中心の食事になってしまいます。医者の言いつけを守って、努力すればするほど血糖値が上がるという、あまりに皮肉な結果です。 同じ量の炭水化物でも、炭水化物単独で食べるよりは、肉や脂と混ぜた方が血糖値は低く抑えられる、というのは経験上感じていることですが、実際どうなのかを実験してみました。 【1日目】 150gのご飯をお茶漬けにして食べます。 カーボ:57.4g(飯:55.6g、お茶漬けのもと:1.7g) カロリー:264kcal(飯:252kcal、お茶漬けのもと12kcal) ![]() ![]() 【2日目】 150gのご飯を炒飯にして食べます。 カーボ:56.5g(飯:55.6g、ロースハム:0.5g、卵:0.4g) カロリー:602kcal(飯:252kcal、ハム:74kcal、卵:141kcal、油:135kcal) ![]() ![]() お茶漬けも炒飯もカーボ量はほぼ同じ。カロリーは1:2.3の差があります。私の予想ではお茶漬けの方が血糖の上がり方は早く、ピークも高く、下がるのも早い。逆に、炒飯の方が血糖の上がり方が遅く、ピークも低く、いつまでもだらだら高血糖が続くのかなと思っていたのですが、どうやら目論見どおりにはなりませんでした。 ![]() 確かに、お茶漬けの方が炒飯より血糖の上昇が早いのですが、ピークは炒飯の方が上でした。さすがにこれだけカロリーに差があると、脂質やたんぱく質も多少は血糖値に影響を与えたのかもしれません。また、グラフの形から見て、お茶漬けは30分と60分の間に200超のピークがあった可能性もあります。 いずれにしても、お茶漬けと炒飯の血糖値に与える影響はほぼ同じと見ていいと思います。カロリーは2.3倍の違いがあるのにです。間違ったローカロリー・ハイカーボ食で、合併症をどんどん悪くしている糖尿病患者が、一日も早くいなくなることを願うばかりです。 |
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前回の記事で「甘くて食べられない」と言った手作りのローカーボ・チーズケーキ。どうも食べたのが朝だったのがいけなかったようで、夕食後、デザートとして食べる分には最高でした。
一食分あたりのカーボ量はわずか数グラムですが、本当に血糖値は上がらないのかどうか、実測してみました。 【1回目】 食前の血糖値は測りませんでしたが、食後1時間の血糖値はなんと71。ほとんど低血糖といっていいレベルです。何かの間違いかも知れないと思って、ブログには載せませんでした。 もしかして、舌が甘さを感じた時点でベータ細胞のインスリン分泌スイッチがオンになったものの、カーボレスだったため血糖だけが下がったとか。でも、舌の感覚がインスリンの分泌を促すなんて話は聞いたことがありません。 ![]() 【2回目】 食前の血糖値が118。夕食後2時間なのでまだ完全に下がりきっていませんでしたが、チーズケーキいっちゃいました。で、1時間後に測ったからなんと95。またもや20以上の降下です。 まあ、夕食後3時間が95だったと考えれば、解らないでもありません。とすればこのチーズケーキはコンニャクみたいな存在なのでしょうか? ![]() 【3回目】 同じく食後2時間、血糖値が102になったところで、チーズケーキです。1時間後の値は98でした。3度目の正直ってことで、このチーズケーキに血糖値を上げる作用はまったくないことが判りました。 ![]() 1回目、2回目、3回目と少しずつ血糖値が上がったのは、体も学習して、フェイクな甘さにはだまされなくなったとか。 そういえば、人口甘味料を摂り続けたラットは、味覚によるカロリー計算能力が崩れて過食になるという実験もありました。 まあ、私はラットと違って知性も理性もあるので、そんなことくらいで過食になったりしませんが。(ほんとかな) |
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