カーボカウントな日々

血糖値を上げるのは炭水化物(カーボ)です。炭水化物さえ摂らなければ血糖値はほとんど上がりません。 今、世界の糖尿病治療は、食事の炭水化物をコントロールするカーボカウンティングが主流となっています。

砂糖に換算すると

2009 - 05/08 [Fri] - 20:46

最近、けっこう話題になってるサイトがこれ。1日に10万件のアクセスがあったとか。

http://www.sugarstacks.com/
コーラと砂糖

ふだん何気なく口にしている食べ物に、どの程度の砂糖が含まれているかを視覚的に訴えようってことらしいけど、併設されたブログをみると、どうもあちこちから非難やら間違いの指摘をかなり受けているらしいです。

サイトの管理者によると、彼らは製品のパッケージやメーカーのホームページから成分表を調べ、そこに書かれた「砂糖」「コーンシロップ(ブドウ糖果糖液糖)」「果糖」「蜂蜜」などの成分を砂糖に換算して表示したとしています。つまり、舌に甘いと感じる単糖類、二糖類あたりのみを砂糖として表示しているのです。

オレオ成分表たとえば、彼らは『オレオ』というクッキーの一食分(34g)の砂糖を14gとしています。しかし成分表を見ると、『オレオ』にはトータルで25gの炭水化物が含まれてることになっています。つまり、14gの砂糖のほかに、食物繊維1gを除いた、小麦粉由来のデンプンが10g含まれているのです。

ところがこのデンプン、体の中でどんどん分解され、最終的にはブドウ糖として小腸から吸収されるので、体にとっては糖分となんら変わりないのです。いや、それどころか、砂糖はブドウ糖と果糖が半々、一方、デンプンはほとんどがブドウ糖になりますから、血糖値への影響という意味では、デンプンのほうが大きいのです。実際、食品の血糖値への影響を示すGI(グリセミックインデックス)でも、白パンは100、砂糖は60ということになっています。

アメリカ糖尿病協会によるカーボカウントの指導でも、砂糖はデンプンなど他の炭水化物と区別していません。砂糖で摂ろうが、パンで摂ろうが、玄米で摂ろうが、炭水化物は炭水化物。摂取量に応じて血糖値は上がるという考え方です。

ということで、「Sugar Stacks」のパクリですが、ふだん私達が食べているものには、砂糖換算でどの程度の炭水化物が含まれているかを写真にしてみました。(角砂糖1個は砂糖3.3gです)

■食パン(6枚切り)/炭水化物:30.7g
食パン6枚切り


■白米飯(150g)/炭水化物:55.6g
白米飯150g


■素うどん(1食)/炭水化物:56.1g
素うどん


とりあえず、今日は素うどんの血糖推移を計測したので、日を改めて角砂糖17個の血糖値推移を調べてみたいと思います。結果はまたいずれ。

そうそう、杉本先生からの宿題もこの機会にやっちゃいます。

(注:比較はあくまで食物繊維を含んだ炭水化物量です。比較した両者がまったく同じように血糖値を上げるとは限りません)





 コメント

あらためて砂糖におきかえてみると
ぞっとしますね。
一般の患者さんもさすがに砂糖は駄目とは医師、栄養士さん
にいわれていて理解しているでしょうけど
ご飯、うどん、そばなんかは
ヘルシーの代表みたいなものですから・・・。

お見事! 澱粉の方が怖いと証明できそう

 いや、これは思いつきませんでした。
 砂糖がダメって強調して言っているのは、血糖管理後進国日本だけになっていそうですが、そんな古い情報をまだ信じている人には、この方が、衝撃的でしょうね。
 甘いものはあきらめたけど、ごはんはやめられない。
 そんな勘違いをしている人がたくさんいます。二糖類(砂糖)は、果糖(フルクトース)が含まれている分(量さえとらなければ)むしろ上がらず、パン/うどん/そばなどの粉ものデンプン(多糖類)こそ、分解吸収後、全部単糖のブドウ糖(グルコース)になるから血糖値に影響する。

 どっちもダメって言われたら、何を食えばいいの? 

 ここで、何を食べてもいい。ただし量の管理をする必要があるって、理解へ進むと、もっとカーボカウントの価値がわかってくるはず……って、その前に「甘いものはダメって」化石理解の医師に見てもらいたいですね。

 何を食べるように言えばいいのか? 

 そんな疑問をもってくれれば、あるいはカーボカウント/SMBG(血糖自己測定)の意義を調べる気になるかもしれません。
 忙しいから(怠け者には)無理な話かなあ。

農家の保護的な問題も

はじめまして。
昨年7月に2型と診断されたハンモックと申します。

血糖値食前 182mg/dl  HbA1c 7.8

僕の場合、ほぼ同時進行的に厚労省指定難病の
特発性大腿骨頭壊死症とも闘病中です。
手術を終え退院もしましたが、現在6割がたの運動不全の
状態ですので、その理由から食事的なスタンスしか糸口がなく
カステーラさんの「カーボ・カウント」にたどり着きました。
整形外科病院に入院中、暇がてらの談話室での携帯電話・・。
「血糖値 理由」と検索した結果の先に「目から鱗」の文章が
ありました・・・「血糖値を上げるのはカロリーではありません。
炭水化物です。ステーキを食べても血糖値はあがりません」
(江部先生の理論ですかね?)

救われた感もあり、実践中です。基礎分泌が弱いのか暁現象
なのか、早朝血糖が高いのが気になってますが・・・。

ウチの父親も糖尿人歴30年の強者中の強者の飲酒喫煙歴
が40年で奇跡的に生きてます。
「医者の教え守ってれば・・薬さえのんでれば・・・」が口癖ですが
ウチの父親は奇跡です。誰にも勧めません!!!
医師の指示を受けながら、毎食テンコ盛りの白米完食!が快感の
塊です。(現状の地方での糖尿病への管理の現状です)

とても、長文になってしまいました。済みません。
何が言いたかったのか・・・と、問われれば、
お偉方は、高度成長期を支えてきた穀物中心の農業を保護したい
面も、あるのではないでしょうか?
僕自身、米農家の跡取りで、糖質制限にはジレンマが有り余るけど
グルコース・スパイクは死にたくないから怖いです。
医療は薬を売りたい先発開発の製薬会社を保護する。
かつての農林水産関連は「カキ喰って人が死のうが、所詮は貝毒」
喰いすぎたんだろ?と死亡例を切り捨てる。
なんか変ですよね。カキには三価クロムが豊富なのに・・・。
明日、オレ・・自殺フログですかね?

なんか迷惑な書き込みで申し訳ないです。

自殺は無しで!

済みません。誤解なしで・・自殺は無しです。
昔から料理は好きで、肉は太るから嫌いでしたが
糖質制限で生きてはいます。
ごめんなさい。とにかく死にません。眼に涙いっぱいだけど
すっとぼけけて、生きてるよ。で、ホントに生きてるぜ。

大丈夫です。医療に誤解です。炭水化物が血管を傷付けてる
事実が恐いです。

MAMORUさん

ネットや身近な人の話を聞く限り、
まだまだ「甘いものと油物を控えましょう」という医師は多いですね。

もちろん、砂糖も油も摂りすぎはいけませんが、
砂糖はダメだけどご飯なら大丈夫と言うのは理屈として通りません。

安上がりな食事=ヘルシーという誤解があるのかもしれませんね。

YCATさん

砂糖もデンプンも、結局は同じものだと言うことを分かっていないのは、
患者もだけど、医者にも相当いるんじゃないかと思っています。

甘いものを我慢して我慢して、ドンブリ飯を食べなら、血糖コントロールできないでいる人がどれだけいるか。

そういう患者を診ながら、まだまだ食事制限が足りないですねと言い放つ医師がどれだけいるか。

現場で働く末端の医師の意識を変えるには、はやり学会トップの意識を変えないと無理なんでしょうね。

でも、トップにはいろいろ大人の事情ってものがあるんだろうし…。

ハンモックさん

はじめまして。
コメントありがとうございます。

特発性大腿骨頭壊死症については、まったく知識がないのでなんともいえませんが、
糖尿病に関しては、本人に治療の意思さえあれば、必ずコントロールできます。

要は自分が分泌できるインスリン量に合わせて食事をするか、あるいは、食べたい食事に合わせてインスリンを補えばいいわけですから。
血糖値が上がる仕組みと、下がる仕組みさえわかってしまえば、意思の力でどうにでもなるものだと思います。

炭水化物がすべて悪者というわけではありません。自分のインスリン分泌能力を超えて摂りすぎると、血管を傷つけるということです。大切なのは、自分が許容できる量を見極めることです。

どうか悲観しないでください。私が知る限り、カーボカウントを治療に採り入れている糖尿病患者は、みな希望を持って前向きにこの病気と向き合っています。

この病気の、ちょっとだけ先輩として、分からないこと、気になることがあったら、いつでも相談してください。知ることでいろんな不安は解消されるはずです。


すごいインパクト!

写真付きの主食の炭水化物量の角砂糖換算表を冷蔵庫に貼っておくだけで血糖値のコントロールが良くなりそうですね。Plate Methodと同様に見るだけで分かるものは、子供やお年寄りにも、使用言語の違いにも関係なく有効です。こういうものがあれば、カーボカウントは複雑だとか、面倒だと二の足を踏んでいる人達にも説得力があるのではないでしょうか。ついでに角砂糖1個に付きどれだけ血糖値が上がる可能性があるかを1型と2型別に備考欄に記載しておくか、各主食の炭水化物量のグラム数の横に血糖値の上昇見込み記載しておくのはどうでしょう?

fumさん

お久しぶりです。

確かにこうやって視覚に訴えると、インパクトはありますよね。
ただし、最後にも書いているように、砂糖単体と同様の血糖値をたどるわけではありませんし、最新のエントリーでもそれは否定されています。

まあ、これを機会にカーボとは何か、グリセミックインデックスとは何か、
そして、血糖自己測定の重要性なんかを理解してもらえればと思います。

こんにちは♪

いつも読ませていただいております。

先週NHKの名医にQにてDM特集しておりましたが

予想どおり(汗
甘いもの油物厳禁で終始しました。

受信料払う気もうせました^^

ごろぞうさん

その番組、私も後半だけ見ました。

少なくとも西脇氏あたりは、炭水化物が血糖値を上げることぐらい十分判ってるはずですけどね。
まあ、彼の場合はアディポネクチンがどうしたとか、ホルモンの制御で血糖値を制御することで頭が一杯なので、
食事療法なんていう低次元の話には興味がないのかもしれません。



4月に糖尿病と診断されたものです。ただいま勉強中。

カステーラさんほんと良いサイトありがとうございます。

ごはんもうどんも、ほんとすごいんですね。

いやぁ・・・びっくり。

がんばって勉強しなくては。

Type2さん

はじめまして、でしょうか?
もしかして、A1cが14%もある(あった)んですか?

糖尿病治療のためには、ある程度の知識が必要です。
また、最新の医療情報は常に入れ替わっています。

糖質を制限すれば、血糖値は面白いように下がります。
そういう意味でも、どの食べ物にどの程度の炭水化物が含まれているかを知るのは重要です。
その一助になればと、あの写真をアップしてみました。

これからも、よろしくお願いします。

そうなんです。4月にA1c14.0%と診断され、いろいろ調べたら、数値がありえない数値ということがわかり、びっくりしていろいろ勉強しなくては!ということでカステーラさんのサイトにたどり着いたというわけです。

これからもいろいろと勉強させてください。
どうぞ宜しくお願いします。

追伸
今日A1c=11.1になりました。順調に下がってきてます。

Type2さん

A1cも12%台はたまに聞きますが、14%っていうのはあまりないのではないでしょうか?
でも、スタート時点がそこまで高いと、下げ甲斐もありますね。

合併症との相談にはなりますが、最初のうちに、下げられるだけ下げてしまいましょう。
そのためには、薬よりも何よりも、炭水化物のコントロールです。
大丈夫、数ヶ月で5%台に下がりますから。


はじめまして

私は1ヶ月前に病院に行って治療を始めたばかりです。
糖尿自体は5年前のドックですでに空腹時で200mg/dlあったのですが
ほったらかしにしてしまってました。
ことしはこの不景気で仕事も落ち着いてるので、病院に行ったところ
Hba1cが10.1だと言うことで、早急に血糖値を下げないとまずいからと、血糖降下剤を処方されました。
まったく糖尿病について知識がないまま、病院に行って薬を渡されたので、現在、いろんな本、ブログを読み漁ってます。
大変、勉強になるブログをありがとうございます。
これからもよろしくお願い致します。

イン・スーリンさん

はじめまして。
コメントありがとうございます。

5年の放置ですか?
でも、治療を始められて良かったです。
まだ、合併症はありませんか?

何がベストな治療法かは誰にもわかりませんし、お医者さんとの兼ね合いもあると思いますが、
私は炭水化物の摂取をコントロールすることで、ここまで改善できたと思っています。

ブログのほうもちょこっと覗かせてもらいました。

牛乳やヨーグルトは糖質制限食的にはダメってことになっていますが、
それ自体の糖質はそれほど血糖値をあげるものではないですし、
他の炭水化物と一緒に食べると、糖の吸収を遅らせる効果もあります。
私も、牛乳やヨーグルトはまったく制限していません。
ただし、動物性脂肪が豊富なので過度にはとらないようにしてますが。

これからもよろしくお願いします。

明日から休みをとっているのですが、旅行へ出発する前に取り急ぎ、マスターナラティヴhttp://www.uggbootseinkaufen.com/ の続きを書いてみたいと思います。かみ砕いて書くと長くなるので、少し難解な文章ですが、短くまとめてみました。是的

はじめまして。
貴重な写真を載せてくださりありがとうございます。

今まではBMI=25~6と若い女子としては太っていてもオシャレできないだけで健康診断データは良好だったのに、熟年になった最近は血圧とHbA1cがいつも標準値上限を超えるようになってしまい、減量の必要性と方法は理解していても気持ちが続かなくて、何回もリバウンドしているし、がっかりしている日々でした。

が、こちらのサイトに偶然たどり着き、ごはん・麺の糖質量をわかり易い表現で視覚化されている写真を拝見できて、大変励みになりました。

そういえば学生時代に、缶コーラ1本に含まれる糖分は角砂糖を積み上げて10個分という、とてもインパクトのある1枚の写真を見て以降、それには全く手が伸びなくなりました。
代わりに買うのは、当時はウーロン茶、今は水・麦茶そば茶ジャスミン茶無糖紅茶になっています。

(しかしゼロコーラなどが出てきて、また炭酸飲料の味を思い出してしまっていますが、でもノンカロリー以外は嫌ですね。)

ジュースはやめられたのに、お米と夏みかんが一番好きな食べ物で、それでいつもダイエット挫折していましたが、このように白ご飯も角砂糖換算イメージで目から入ると、分かりやすくてセーブしやすくなりますね。

本当に助かりました。
有難うございました。

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プロフィール

カステーラ

Author:カステーラ
東京都在住、61歳。
2007年2月、糖尿病発症。
現在、服薬なしでカーボカウンティングという食事療法を実践中。
「カーボカウントってなに?」という方は、まずこちらから。

ヘモグロビンA1c(体重・BMI)推移
2007年2月:9.3%(64kg・22.9)
2007年3月:7.5%(62kg・22.2)
2007年4月:6.0%(60kg・21.5)
2007年5月:5.3%(58kg・20.8)
2007年6月:4.8%(57kg・20.4)
2007年7月:5.1%(57kg・20.4)
2007年8月:4.8%(57kg・20.4)
2007年9月:5.0%(58kg・20.8)
2007年10月:5.0%(57kg・20.4)
2008年1月:5.3%(56kg・20.1)
2008年5月:5.2%(56kg・20.1)
2008年7月:5.3%(55kg・19.7)
2008年10月:5.2%(58kg・20.8)
2009年1月:5.2%(58kg・20.8)
2010年7月:5.4%(58kg・20.8)





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